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知らない間に顔がたるむ「5つのNG習慣」を医師が解説。“表情筋ストレッチ”がなぜダメか

表情筋のストレッチは「ボトックスの真逆」

2つ、3つ目は、タバコとストレスです。これらは真皮や血管を攻撃します。血管が収縮されることでコラーゲン・エラスチン、またそれらを作っている真皮線維芽細胞も破壊されています。ストレスも同じようにフリーラジカルを多く出します。これらは細胞毒性が非常にあり、細胞にダメージを与えますので、タバコとストレスはセットでダメと覚えてください。 4つ目に表情筋のストレッチです。なぜなら「表情筋は鍛えられるものではない」からです。間違えた方法でやるとかえってシワが増え、たるみの原因になります。表情筋を動かすことによってできるシワがあるなら、動かさなければいいという発想の下で出てきた治療法が「ボトックス」です。表情筋のストレッチはこの治療法の真逆を行くから、絶対にやめましょう。

健康的な生活は顔のたるみを予防する

5つ目は無理なダイエットです。短期間での無謀なダイエットは、リバウンドする可能性が高くなります。皮膚というのは太ったり痩せたりすると必ずたるんでくるので、過激なダイエットはNGです。 顔は加齢とともにたるみやすいですが、上記に気をつけて予防することはできます。健康的な生活は顔のたるみを予防するともいえるでしょう。 ======== ポイント:5つのダメな習慣をやめて、日焼け対策とストレスフリーになるような生活を目指しましょう。 ======== 『40代の壁を乗り越える美容トレ』<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
北條元治
形成外科医、医学博士。東海大学医学部客員教授。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。
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