カラオケ店はエアコンの冷房が効きすぎていて寒かったそうです。空調の温度を上げたのですが、なかなか適正な温度になりません。
タケシさんは「寒い?」と聞いてきました。「大丈夫だよ」と言ったのですが、
彼は着ているシャツを脱いで、エミさんの肩にかけてきました。

タケシが好意で気を使ってやってくれたことは分かりますが、
そのシャツは汗臭く湿っていたそうです。
ぬるく湿って臭いシャツが肌に触れて、ものすごく気持ち悪かったのですが、エミさんは
場の雰囲気から断りにくく「ありがとう」とお礼を伝えました。
相手のための気配りと、好かれたいための押しつけは違う
エミさんはカラオケ店から出て、
タケシさんをブロックしました。
この記事を男性が読んでいたら「嫌なら断ってくれればいいのに」と思うかもしれないけれど、数秒の間で相手を傷つけない断り文句を言えるような女性は、ほとんどいないと思います。
エミさんはタケシさんがやってくれたことを「重い」と感じました。シャツをかけてくれたのは相手のためというより、好きになってもらう“見返り”を期待しているように見えました。もっと言えば、
圧力や、支配されそう、という印象を受けたそうです。