Entertainment

「いつも居眠りしてる」とバカにされていた小学生。“隠れた病気”に親さえも気づけなかった|ドラマ『放課後カルテ』

無知のせいで誰かを傷つけていないか?

 子ども相手でも躊躇(ちゅうちょ)せず、間違っていることは「間違っている」と注意する姿はどこか新鮮に映り、牧野の言葉は深く胸に刺さった。無知であることが、いかに人を追い詰めるのかを痛感せざるを得ない。それと同時に、野咲のような“普通”と異なる言動を見せる人を、無意識のうちに傷つけていないか不安にもなった。
 無知であることが加害行為に繋がるケースは日常生活でも珍しくない。実際、野咲と同じように周囲からの無理解によって苦しんでいる人は、子どもに限らず大人でも少なくないだろう。そういった人たちが無知による攻撃を受けず、理解を促すキッカケになるストーリーが、これからも繰り広げられることに期待したい。 <文/望月悠木> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ