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子どもを欲しがる専業主婦の妻に、エリート夫が“最低なひと言”。そして妻は「まさかの行動」へ|ドラマ『わたしの宝物』

「あなたの子よ」念押しのように夫へつぶやいた

病院に行くと、妊娠が判明。あわててDNA検査をしてみると、夫との間に親子関係のない胎児だとわかる。父親は冬月だ。そのときテレビで、冬月のいる場所で大規模テロが起こり、死亡者の名前に「フユツキリョウ」がテロップで流れた。 美羽は帰宅した夫に妊娠を告げる。そして「あなたの子よ」と念押しのようにつぶやく。夫は不安そうな表情を浮かべた。
「私は悪い女」という美羽のナレーションが最後に入るのだが、この時点での状況を考えれば、今ひとつしっくりこない気がした。 冬月は、おそらく生きているのだろう。そこからが美羽の苦悩の始まりになるはずだ。

泣くポイントが同じ人とは、一緒にならないほうがいい

美羽と夫は、もともととても仲がよかったことがよくわかる回想シーンがあった。美羽が泣くと夫も泣く。よく泣くカップルだったという。そこでふと思い出した。 「笑いのポイントが一致する人とはうまくいくが、泣くポイントが同じ人とは一緒にならないほうがいい」ということを。 泣くポイントが同じだったり、相手が泣くともらい泣きしてしまうような人だったりすると、お互いのネガティブな感情に引きずられやすいからだ。片方が落ち込んでいたら、一緒に落ち込むことになる。長く一緒にいられるのは、適度な距離感をもち、落ち込んでいたら自然と気持ちが浮上するような気遣いができる人なのではないだろうか。美羽にとって、本来は冬月こそがそういう相手だったはず。 ただ、中学時代、「また会えると思っていた夏野が突然、いなくなった」と冬月が回顧しているので、宏樹同様、美羽にも払拭しきれないトラウマがあるのかもしれない。 過去がだんだん見えてくると、今の顛末(てんまつ)になるのは仕方がなかったとわかってくることになりそうだ。
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田中圭の「あまりに自然なモラハラ夫」が不気味
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