へその緒がついた赤ちゃん猫を拾って…「この子は私が守らなきゃ!」過保護になりすぎた結果<漫画>
とりあえず、お気に入りの“角”に毛布を挟んでみた
「そうか、広げて敷いちゃダメなのね」と察した私は、毛布を丸めて厚みを持たせてその角にそっと置いたのです。
そうしたら……
「ゴッ!!」
今度は別の角から、何も敷いていないところに落ちている。
そして、せっせと今度はその角の下に毛布を……
「ゴッ!!」
三度目は、また別の角からの落下。もうわざとやっているとしか思えない。
「4つ目の角はお前には渡さない」
一人暮らしの部屋でバトル漫画のようなセリフをはき、4つ目の角に毛布の塊を押し込んだ瞬間でした。
「ゴッ!!!」
……なん、だと……? 赤ちゃんネコ、今度は“辺”の部分から落ちてしまったのです。
してやられた。悔しい。
家中のあらゆる毛布や布を積みあげる日々
青山ゆずこ
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird
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