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へその緒がついた赤ちゃん猫を拾って…「この子は私が守らなきゃ!」過保護になりすぎた結果<漫画>

とりあえず、お気に入りの“角”に毛布を挟んでみた

どうやら四角形のネコベッドの中で、お好みの“角”がある様子。そこから落下する率が圧倒的に高いので、その角のベッドの下に毛布を挟み込んでみました。 すると…… 「ゴッ!!」 毛布が薄かったのか、角から毛布の上に落ちても、なかなか鈍い音がするではないですか。 ネコと毛布「そうか、広げて敷いちゃダメなのね」と察した私は、毛布を丸めて厚みを持たせてその角にそっと置いたのです。 そうしたら…… 「ゴッ!!」 今度は別の角から、何も敷いていないところに落ちている。 そして、せっせと今度はその角の下に毛布を…… 「ゴッ!!」 三度目は、また別の角からの落下。もうわざとやっているとしか思えない。 「4つ目の角はお前には渡さない」 一人暮らしの部屋でバトル漫画のようなセリフをはき、4つ目の角に毛布の塊を押し込んだ瞬間でした。 「ゴッ!!!」 ……なん、だと……? 赤ちゃんネコ、今度は“辺”の部分から落ちてしまったのです。 してやられた。悔しい。

家中のあらゆる毛布や布を積みあげる日々

過保護と愛情と悔しさと心配が錯綜した結果、ベッドを置いているこたつの天板は何枚もの大量の毛布で埋め尽くされました。その光景は、まるで白菜の成長過程のよう。
畑

写真はイメージです

つたない歩き方でも動き回るものだから、敷いてある毛布がずれて落ちて、それを固定するためにさらに下に布を敷いて……。 部屋の真ん中にドカンと誕生した白菜を見つめ、その間をかいくぐるように赤子のネコは落ちまくるのです。 「床にネコ用ベッドを直置きしたら、落下の心配はなくなるんじゃないか」と思って試してみたけど、踏んでしまいそうで怖くて秒でやめました。 そして今日も、広くないひとり暮らしの部屋に、毛布で作られた白菜の塊が出来上がるのです……。 <漫画・写真&文/青山ゆずこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
青山ゆずこ
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird
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