番組Pが惚れ込んだ、田中圭のすごみ。展開の速さについても|『わたしの宝物』三竿Pインタビュー
夫以外の子を産み、夫には知らせずに夫とともに育てていく「托卵(たくらん)」を描いたドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系、木曜よる10時~)。
そんな同作を牽引するのは『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』や『あなたがしてくれなくても』を手掛けてきた三竿玲子プロデューサーだ。
今回は、そんな三竿プロデューサーに1~5話までの前半戦を中心に話を伺った。
――前半戦の話を中心にお伺いしたいのですが、1話からの怒涛の展開が印象的でした。そこらへんは意識されていたのでしょうか?
三竿:そうですね。昨今のドラマって、特に1話は展開が早くないと飽きてしまう方が多いなって思っています。なので、今回のドラマにおいては、特に前半戦はできるだけ早い展開にしていきたいなと。1話の最後に「あなたの子よ」っていうセリフを言うっていうのは企画の段階で決めていました。
――そうなんですね。
三竿:正直なところ、こういうドラマなので、ゆっくりやることもできるんですけど、展開が早い方がおもしろいところもあると思ったんですよね。なので、いろいろ詰め込みすぎて大変ではあったんですけど、あのような1話になりました。
――展開が早いからなのか、最終回までどうなるか現段階でまったくわからず、ドキドキしております。
三竿:キャストにも「これちゃんと終わるの?」って言われています(笑)。「終わるよ、終わらせるよ!」って言っときましたけど。
――1話から5話までを通して見ると、特に田中圭さん演じる宏樹のいろんな表情が見えたなと感じました。田中さんを起用した理由を教えてください。
三竿:オファーさせていただくときに、6話ぐらいまで流れが決まっていたんです。夫がいい方に変わっていくがゆえに、彼女が罪悪感を募らせていくっていう物語の方向性にしようと。ただ、これを物語として成立させるためには、よくネットでも言われているように、別人っていうぐらい変わらないといけないなと思いました。
なので、そこを嘘がなく、同じ人物としてちゃんと説得力を持たせて変わっていける方と考えた時に、田中圭さんが思い浮かんだんです。私の知っている中で田中さんの芝居の力に、全幅の信頼を置いているところだったので。托卵の事実を知ってしまったときの宏樹の表情をできるのは、田中さんだなって。なんとしてでも出てほしいと、気合いでお願いしました。
展開の速さにはキャストからも驚きの声も

田中圭に「なんとしてでも出てほしい!」

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