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40歳ジュノンボーイ俳優の“出番が少ないなり”の工夫とは。他のゼロ年代グランプリ達にも求められる職人技

ゼロ年代はジュノン・ボーイの称号に価値があった時代

 そもそも平岡祐太を語るためには、彼がジュノン・スーパーボーイ・コンテストの出身者である事実を確認しておかなければならない。平岡がグランプリを受賞したのは、2002年の第15回。前年のグランプリ受賞者が、小池徹平。  さらに歴代受賞者から特筆すべきは、第19回(2006年)の溝端淳平。前年が、中村蒼。2009年の第22回が稲葉友である。彼らの現在の活躍を考えると、ゼロ年代は、ジュノン・ボーイであるという称号に価値があった時代だったとわかる。  1997年の第10回以降、1万人の応募者総数を超えるようになったものの、近年は減少傾向にあることやデビューのチャンスが他の場所にシフトしたこともあり、コンテストそのものの存在意義が薄れている。ゼロ年代の歴代グランプリ受賞者が2020年代まで長く活躍するためには、平岡祐太のように画面細部で、ある種、職人的に工夫する必要があるのかぁと漠然と考えてみた。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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