最愛の娘は、妻の“不倫”でできた子だった。全てを知った夫が「妻に与えた“最大の罰”」は|ドラマ『わたしの宝物』
「悪い母親」という重いキーワード
母にすべてを打ち明けたとき、美羽は「私は悪い母親なの」と言った。そして母もまた、「私も悪い母親よ、気づいてあげられなかった」と悔いる。「悪い母親」というキーワードは重い。何がいい母親で、何が悪い母親なのかは、子どもの側が決める問題ではないのだろうか。あえて言うなら美羽は「悪い女」であって、「悪い母親」ではない。そういう「ひっかかり」を作りながらも、このドラマはどこへ向かっていくのだろうか。
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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