斎藤工の色気は健在!『昼顔』から10年『海に眠るダイヤモンド』での“色気の自家発電力”がすごい
俳優・斎藤工の誠実さが人物に与えたものとは?
「海に眠るダイヤモンド」も端島という島を単なる観光地で終わらせない、そこに生きていた人たちの物語であるということを描いているのだと思える理由のひとつは、「もう二度と来ない」ことへの後ろめたさをわかっている斎藤工の存在があるからではないだろうか。 俳優・斎藤工の誠実さが戦中戦後、そこに生きた人物の面影に血肉を与えたのである。 <文/木俣冬>
木俣冬
フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami
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