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仏頂面がそっくり。朝ドラ『おむすび』50歳俳優と“名優である父親”の2つの共通点

俳優父子の共通点を連動させる楽しみ

『おむすび』© NHK 北村有起哉と北村和夫は、それぞれ現在と過去の朝ドラに出演して、仏頂面が特徴的で画面の基礎になるような顔、さらにくぐもったバリトン母音の響きによって共鳴している。 『おむすび』と『ちゅらさん』の俳優父子の共通点をこうやって連動させて見る楽しみというのもあるんじゃないか。余談だが、井筒和幸監督の『のど自慢』(1999年)は、北村有起哉と北村和夫の名前が並ぶクレジット共演作である。  ふたりが同じ画面上を共有しているわけではないのだけれど、おじいさん役の北村和夫が作品タイトルになっているのど自慢大会で、バリトンボイスの喉を鳴らす歌唱場面が大団円として描かれている。  同作での共演を起点として、俳優である息子へとディープな声の魅力が受け継がれている。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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