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なぜ今?「韓国コーデ」にハマる40代女性たち。イタ見えしてる人と似合ってる人の“最大の違い”は

みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。昨今、人気が加速し続ける韓国カルチャー。日本でのブームは今に始まったことではありません。しかし、それを踏まえてもここ3~4年ほどで起こっている韓国カルチャー・韓国ファッションの白熱ぶりは軽視できないものに。影響は20代の若者にとどまらず、今や40代以上の大人世代からの支持も高まっています。 大人の韓国コーデ、NG例とOK例そこで今回は、40代の大人世代が今、韓国コーデにハマる理由について解説。やりすぎてイタくならないための注意点と、洗練見えする“ちょうどいい取り入れ方”についてもご紹介します。 【イラストをすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

第1次から第4次韓流ブームをざっくりおさらい

日本では現在、2020年からの第4次韓流ブームが続いています。第1次ブームは2000年代初頭、「親がヨン様にハマった」という人が続出したドラマ『冬のソナタ』が火付け役でした。2010年頃からの第2次はアラサー・アラフォー世代の記憶に新しい、KARAや少女時代のアイドルブーム。2010年代後半の第3次ではBTSやTWICEをはじめとしたアイドルが活躍し、SNSの発展により韓国メイクも流行。そして新型コロナの巣ごもり需要で起こった第4次では、『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などの韓流ドラマの配信がヒット、音楽業界ではIVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、SEVENTEENなどの若手アイドルグループが支えています。 グローバル化したK-POPアイドル2000年代に入ってからの約20年で4回に渡って波が来ているのですが、第2次まではほぼアジア圏でのブームに留まっていました。しかし、第3次韓流ブームで一世を風靡(ふうび)したBTSが2018年に米ビルボードのアルバムチャートで1位を獲得し、その後もK-POPアイドルグループ達が連続でランクインするなど世界的な注目度がここ10年では高まっています。 するとその影響力に伴って、世界で名だたるハイブランドのアンバサダーにK-POPアイドルが続々と就任。CHANELはBLACKPINKのジェニーを、MIU MIUはTWICEのモモを起用しています。 ハイブランドの広告塔ともなれば、ファッション業界においても単なる若者の流行だけではとどまりません。高級志向の大人世代が愛読するファッション雑誌でも特集を組まれるなどで、40代以降の世代もK-POPアイドルの顔を覚えるようになりました

韓国ファッションは大人っぽい着こなしがベース

また、第3次ブームで人気を博した当時ティーンだったアイドルが、現在は美しいアラサー世代となって第一線で活躍しています。このことも、私たち40代が韓国ファッションに興味を持つきっかけとなっています。 日本のアイドルといえば、基本的にターゲット層がティーンに集中しています。そのためファッションも若い女の子たちにウケの良いスタイルをするので、40代の大人世代がハマりにくい要素でしかありません。 対するK-POPアイドルは長きに渡って活躍を見せることから、少女から大人の女性へと変化していく中で、その世代に応じたファッションアイコンで居続けてくれるのです。さらに、韓国ファッションというのは、日本のファッションに比べてシンプルで大人っぽい着こなしがベースとなっています。 アイドルよろしくな派手な服装・着こなしもありますが、実際の韓国のリアルクローズはエイジレスなデザイン、ユニセックスでモードなファッションが多いです。そうしたテイストも40代の女性が取り入れやすいので、着こなしの参考としているのではないでしょうか。
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40代がイタ見えしてしまう韓国コーデのNG例
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