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「朝起こされるとき、母に性器を触られる」“異常すぎるDV母親”から逃れた、31歳女性の胸中

外からは気づかれにくい、異常な過干渉というDV

 茜さんの母親は外から見れば、お花好きで少し教育熱心なだけのお母さんにも見えます。異常な過干渉であり、性的虐待であり、明らかにDVなのですが、こうしたケースは虐待として気づかれにくいのかもしれません。そのために、茜さんは大学に進学しても成人しても母親から逃れることができず、やっと自由を手に入れたのは30代になってからでした。茜さんが「絶対に子どもは産みたくない」と思うのも無理はありません。 ※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

「もしかして」と思った周りの大人ができること

虐待を受ける子ども もし周りのお子さんについて、「様子がおかしい」「あの子は親から虐待を受けているかもしれない」と思った場合は、各自治体の相談窓口、または以下の全国共通の電話窓口で相談できます。当事者はもちろん、目撃者などの第三者の相談も受け付けています。 ●こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル」  「虐待かも」と思った時にかけると管轄の児童相談所に電話を転送、すぐに通告・相談できる。  電話番号:189(いちはやく/全国共通・通話料無料)  受付時間:24時間受付 ●法務省「こどもの人権110番」  いじめや虐待を含む、子どもの人権に関する問題について相談ができる専用相談電話。  電話番号:0120-007-110(全国共通・通話料無料)  受付時間:平日8時30分~17時15分 (メール相談「こどもの人権SOS-eメール」LINEでの相談「法務局LINEじんけん相談」も)   ●文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」  いじめなど子どものSOS全般について相談できる。都道府県及び指定都市教育委員会などが運営。  電話番号:0120-0-78310(なやみいおう/全国共通・通話料無料)  受付時間:24時間受付(年中無休) 【他の記事を読む】⇒連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ <取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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