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「ケーキを奢らない男性が許せない」39歳独身女性。家事は夫婦で分担したいけど、お金は全部出してほしい“ワガママ婚活”は実るのか

恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。私は10年間の婚活に700万円の費用を投じ、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。“本気の婚活経験”を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、婚活に“リアルに役立つ情報”をお伝えします。 「女の幸せ」という言葉をよく聞きますが、「男の幸せ」はないのでしょうか? 今回は、夫婦の在り方についてのお話です。

家事は分担と言いつつも「結局は女性の負担大」

家事で自己嫌悪

写真はイメージです(以下同じ)

以前ご相談いただいた直美さん(仮名)という41歳の会社員女性は、料理ができないことを引け目に感じ、婚活に積極的になれないことに悩んでいました。仕事にも趣味にも真面目に向き合っている様子だった彼女。仕事については周りからの評判も良さそうで、来年昇格試験を受ける予定だと話してくれました。しかしながら、家事など家でやらなくてはいけない作業が苦手なのだそうです。 「共働きを希望される男性は多いので、私も結婚後も仕事を辞めたくないですし、その希望は叶えることができると思います。ただ、家事や洗濯などは分担して協力しあってという男性もいますが、結局のところ女性が多く対応していたり、女性ができて当たり前のような風潮があるじゃないですか。あれがすごく苦手です」 実際、「女性だから〇〇しなくてはならない」という思い込みをしている人は、男女ともに多いのではないのでしょうか。

専業主婦の日常は本当に“女の幸せ”なのか?

最近、Netflixで配信され始めた2023年公開の映画『ミステリと言う勿れ』を観ました。田村由美さんの大人気漫画が原作で、菅田将暉さんが主演を務めたドラマがヒットして映画化されたもので、ご覧になった方も多いかもしれません。 この作品の中で、気になったシーンがありました。遺産相続にまつわる謎を解くため、娘を父親に預けていた専業主婦の女性(柴咲コウさん)に対し、父親が女の幸せについて語りました。その際に、菅田将暉さん演じる主人公がこう言ったのです。
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映画『ミステリと言う勿れ』 DVD通常版 [DVD](ポニーキャニオン)

女の幸せという言葉はあるのに、男の幸せという言葉はない」 「家事が楽だと思っているなら、男性がもっとやっているはずだと思うんです」 「“女の幸せ”とかにも騙されちゃダメです。それを言い出したのは多分おじさんだと思うから。 女の人から生まれた言葉じゃない。女性をある型にはめるために編み出された呪文です」 これらのセリフを聞いて思い出したのが、マッチングアプリにプロフィールを登録する際に出てくる、「家事・育児への意思表示」の欄です。 積極的に参加したい・できれば参加したい・2人で協力したい・できれば相手に任せたい・お相手に任せたい、という選択肢の中から選べるようになっているのですが、自分の子育てになぜ「参加」や「協力」という言葉があるのかがすごく不思議でした。私からすると、「自分の子どもなんだから、一緒にやるものなんです」と思ってしまいます。
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とはいえ、男性にだけ多くを求めるのは虫がいい話
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