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38歳で実家に“出戻り”した私が過去最大に悩んでいる「車を手放すか否か」問題。出した答えは

 2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。 アンヌ遙香 TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。 【過去記事】⇒連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む  第20回となる本記事では、アンヌさんが最近まで頭を悩ませていたという「物の手放し方」について綴ります(以下、アンヌさんの寄稿)。 【前回記事】⇒元キー局アナの私が早めに“年齢非公表”にしたい切実な理由。「実年齢を伝えた途端…」

リースした車を“手放す”べきか?

 過去最大に私の心を悩ませているといっても過言ではない問題が発生しています。それは、“物の手放し方“について。  しかも、とんでもない超大赤字になるとわかっているけれども、あえて手放しに踏み切るかという……。  昨年愛犬のゴールデンレトリバーと札幌の実家に生活拠点を戻した私ですが、大型犬だし、車が必要であろうと私は一念発起し普通自動車免許取得しました。そして私は車の「リース」なるものをしてしまったのです。  あまり多くは語りませんが……リースは非常~に複雑な仕組みなんですよね。はあ……。  さて、この車、徐々に私の頭を悩ませ始めたのでした。  私はとにかく心配性。近所でバットの素振りをしている人を見かけただけでも、そのバットがふとした瞬間にその人の手から離れて、こっちに飛んできて、散歩中の愛犬にぶつかって大怪我を……なんて瞬時に妄想できてしまうほどの怖がりと以前も書かせていただきました。  車は、場合によっては、私や同乗する愛犬の安全を脅かすのみならず、むしろひと様を怪我させたり、最悪命を奪うリスクも隣り合わせだと考えると、運転することがどうもできなくなってしまうのです。  練習すれば、この恐怖も薄れるか!? と思いましたが、ありがたいことに在宅で原稿を書く仕事が増えつつあり、どんどんこの車が無用の長物と化していったのでした。

プロに相談してみると

アンヌ遙香 こんな気持ちになる位ならもう手放したい! と考えましたが、この車はリース。今のタイミングで手放したとしてもちょっとここでは書けないほどの超大赤字が発生すると判明し、私はますます悩みに悩んでしまいました。  近所には所属事務所のマネージャーさんが住んでおり「本当に愛犬リリーちゃんに何かあったらいつでも車を出しますよ!」なんて親切な言葉をかけていただけていたり、ペットタクシーの電話番号も手元に6社程用意し、いざと言うときの準備は万端。  親友からも、何かあればまた中古車を買えば良いわけだから、今はすっきりと手放しては? との言葉をもらいましたが、ただ赤字額をお伝えすると、みな顔を曇らせる……という負のスパイラル。  悩みすぎて吐きそうだった私の前に救世主として現れたのが、プロの片付けコンサルタントの女性です。Instagramで8万人以上ものフォロワーを持つ超人気コンサルタント、サリさん(@sari_katazuke_konmari)。  厚かましくも時折相談に乗っていただいておりますが、その素敵なライフスタイルに憧れる女性がたくさんいらっしゃるのです。 「車を手放したいけれども、ちょっとここでは言えない位の超大赤字が心の中で引っかかっていて……でも私が車を手放せば、事故リスクやら心のおもりやらから解放されるわけで、安心安全を買ったと思えば安いものかもと思ったりしますが、どう思われますか?」と率直に聞いてみたのです。  さすがのサリさん、 「ある方は車両事故に巻き込まれた際発生した費用が150万円だったという話も聞きますし、例えば赤字が100万円だとしても、その100万円で誰も傷つけないという安心安全を買ったと考える発想は良いかもしれませんね。それは自分の気持ちを解放するもので、心が軽やかになるのでしたら決して赤字とは言えないのではないでしょうか」  とのお言葉をいただき、わーっと目の前が明るく開けたような感覚になったのでした。そうです! そうですよね!
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リース解約による大赤字をどう捉えるか
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