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斎藤工や坂東龍汰が幼い頃に受けた“一風変わった教育”。注目俳優の意外な共通点とは

“総合芸術としての教育”とされるシュタイナー教育

 斎藤工と坂東龍汰の場合、当然俳優としてメソッド的な手法が視野にあったと想像できる。でも彼らは初等教育の段階からすでにメソッド以前の内面的アプローチを実践していた。  シュタイナー教育とメソッド演技の関連性についてはより詳細に検証する必要があるが、いずれにしろ、現在の斎藤と坂東の演技は、内面性の先に踏み込んだところで演技しているように見受けられる。  青山真治監督によるオムニバスドラマ『最上のプロポーズ』(BeeTV、2013年)での斎藤は、内面に裏打ちされながらも外面とのバランスが均衡するクリアな演技である。阪本順治監督の『冬薔薇』(2022年)に出演する坂東は、一見平凡な塾講師の見た目と内面に秘めた暴力性を矛盾なく端正にアウトプットしていた。  いずれもシュタイナー教育が実質的にも潜在的にも作用して、生みだされた名演の代表例といって差し支えないだろう。“総合芸術としての教育”とされるシュタイナー教育を具現化したスター俳優たちだ。 ※編集部注…記事公開時「黒澤明を輩出した日本大学芸術学部」といった記述がありましたが誤りだったため修正いたしました(2024/02/05) <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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