今すぐ観るべき冬ドラマベスト3 “深夜編”。飯テロなのに「泣いてしまう」テレ東ドラマが最強すぎる
晩餐ブルース
ご飯を食べることの大切さが心に沁みる
男も女も関係なく、夢を叶えようとも叶えていなくとも、みな日々葛藤を抱えている。第1話の優太の涙はとても印象的でした。やりたかった仕事をしているのに、冷たいパンをかじりながら死んだ魚のような目をしている。夜ベッドで「やることリスト」をスマホに打ち込みながら流れる一筋の涙。そして耕助が作った温かい「ほろほろお肉のカレーライス」を食べて涙する井之脇の演技は圧巻でした。思わずもらい泣き。 飯テロを得意とするテレ東らしい“ご飯”の魅せ方はもちろんですが、何よりもドラマ全体から“優しさ”を感じられる作品に仕上がっています。疲れきったときこそ温かいご飯を食べて、誰かと他愛もない会話をして、明日も頑張ろうと思わせてくれる良作です。 ======== この他、シリーズ第3弾の『最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク』(土曜よる11時40分~、東海テレビ・フジテレビ系)、『ペンション・恋は桃色 season3』(水曜深夜12時25分~/フジテレビ関東ローカル)も、前シリーズから変わらない安定的な面白さ! この冬クールも深夜ドラマから目が離せそうにありません。 <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201