「やっぱり自分の言葉で伝えることが好きなんだ」と再認識できた

※写真はイメージです
―― “清く正しくなくていい”とか、“どうせ悩むならサウナで悩め”など、一つひとつの言葉のチョイスが独特で、芸術的です。菅野さんにしか紡げない言葉ですよね。
菅野:そう言っていただけると嬉しいです。SNSで心の赴くままに書いている言葉に、特徴的だねって意見をいただくことが多くて。
それはいいことでもあるけれど、本にすると読みにくくなるんじゃないかなと思い、頭を抱えたことも……。
書いてみて、やっぱり私は自分の言葉で伝えることが好きなんだなって。そう思えたからには、悔いなくやり遂げようと思って突き進んできました。
――写真もたくさんあって、見どころたっぷりでした。撮影のディレクションも、菅野さんがされているんですよね。
菅野:撮影ディレクションは私の好きな仕事の1つなので。今までの本も、自分のブランドである『Crayme,』の撮影も、すべてディレクションしています。
――衣装のバリエーションが豊かで、見ていて楽しいです!
菅野:全部お気に入りなんですけど、通常盤の表紙に使われているカットは、自分の中で一生好きだろうなって思うモチーフを詰め込みました。チュールとか、ジュエルとか、自分にとってコアにある世界観を表現しています。
よく見ると、指にメリケンサックをつけているんです。ただかわいいだけじゃないぞっていうファイトを込めて、アンビバレンスな要素を詰め込んだのも自分らしくてお気に入りポイントかな。
――なるほど、写真を細かく見ていくと新たな発見がありますよね! Amazon.co.jp 限定版の表紙も素敵でした。
菅野:この写真は、伝説のおしゃれグラビア「ちんかめ」がテーマ。
下着なんだけど、アームウォーマーやファーなどファッションの要素もたっぷり詰め込んで。昔から「暑いの?寒いの?」みたいなアンバランスなファッションが好きなんです。
「露出は書籍でのみ」っていうのは私の信念なので、今回もランジェリー要素のあるカットを取り入れてみました。今回の撮影のために、気合いで4kg絞ってます!
――4kg痩せたというダイエット法、ぜひ教えてください!
菅野:書籍の第3章「家ではキャベツ 外では自由気ままに食べる」というパートに書いた食事でダイエットしました。
超簡単に作れて、アレンジしながら飽きずに食べられるレシピを公開しているので、ぜひ試してみてほしいです。
<撮影/山田耕司 取材・文/比嘉桃子>
菅野結以
雑誌『LARME』『PECHE』などで活躍するモデル兼クリエイター。10代の頃から『Popteen』専属モデルを務め、 「白ギャル」の文化を生み出しカリスマモデルと称される。アパレルブランド「Crayme,」のクリエイティヴディレクターおよびデザイナーを務めているほか、各企業とのコラボやプロデュースアイテム多数。 独自の世界観と美意識が絶大な支持を集めている。TOKYO FM『 RADIO DRAGON -NEXT-』 ではパーソナリティを務める。 またサウナ好きが高じて熱波師資格を取得し、イベントやメディアで活躍中。 SNSの総フォロワー数は約100万人に及ぶ