Entertainment

『ホットスポット』で気付かされた、バカリズム脚本の“本当の凄み”。会話劇や伏線回収、だけじゃない

「お酒がほぼ出てこない」ことの意外な効果

この物語がほぼ“お酒なし”で展開することも、リアリティの醸成に関係しているかもしれません。 ドラマでは一般的に、友人と会うシーンの舞台に居酒屋やバーなどを設定しがちですが、バカリズム氏の作品では少ないように思います。お酒がなくても盛り上がれる、関係の深さを描きたいのかもしれません。シラフの状態で語り合う言葉には、“建前”も含めた人となりがとても濃くにじみ出ています
ただ2月16日放送の第6話では、清美の同級生・のんちゃん(MEGUMI)がママをしているスナック「のん」が舞台となりそうなので、新たな仕掛けがあるのかもしれません。それはそれで楽しみ!

あの人もあの人も、実は宇宙人なんじゃないの?

ちなみに考察とまではいきませんが、筆者の今後予想を少し。 実は清美たちが暮らす町には宇宙人がいっぱいいて、レジが異様に速いスーパーの小久保さん(中島ひろ子)や、宇宙人説が浮上したホテルの同僚・小野寺くん(白石隼也)も実は宇宙人だった説。そしてホテルに長期滞在している宿泊客・村上さん(小日向文世)は、宇宙人を研究している人か、実は宇宙人の長(おさ)的な存在?! など。 こんな風に、緻密な考察というよりは今後を妄想しながら毎週楽しんでいます。皆さんは、どんな展開を考えていますか? 【関連記事】⇒51歳芸人が「日本のドラマ界に欠かせなくなった」3つの理由。“替えのきかなさ”はどこから来るのか <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ