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「デートでスタバなんてありえない」28歳女性のカン違い。お店探しもできない人が、チェーン店に文句を言えるのか

趣味がカフェ巡りなのに「デートがスタバ」はあり?

 麻衣さん(仮名・28歳)という女性は、主にマッチングアプリを使って婚活しています。あるできごとをきっかけに、プロフィールの趣味の欄に「カフェ巡り」「映画」と書いている男性が嫌になって、避けるようになったそうです。 「趣味でカフェ巡りって書いてるくせに、実際に会うと『スタバでも行く?』って言ってくる男性が多いんです。もちろんスタバもカフェで、間違いじゃないけど、スタバとかチェーン店にしか行かないのに、『カフェ巡りが趣味』と言えるのかなと思いました」
スターバックス

Farknot Architect – stock.adobe.com

 スタバの時点ででモヤっとしてしまい、テンションが下がるという麻衣さん。お店を提案するのは男性の仕事、とでも思っているような印象です。 「それでも我慢して席について会話をして、相手について質問して会話を広げるようにするんですよ。  その人は映画が趣味と書いていたので『映画は最近何見たの?』と尋ねたら、『君たちはどう生きるか』と言われました。2023年の作品ですよ。映画は好きなんだろうけれど、そんなに観ているわけではないのかなと思いました。    趣味が映画で、映画館に行くのは年1回程度。別にいいといえばいいんですけど、それで会話が終了するんですよね」  彼女の話しぶりから、「カフェ巡りや映画が趣味と書いている男性はつまらない」と認識している様子がうかがえました。  そんな麻衣さんのプロフィールを見せてもらうと、ディズニーランドで撮影した写真で登録してあり、趣味は旅行と食べ歩き、ピラティスでした。男性から見たら会話のきっかけになりにくい要素ばかりなのに、男性の趣味にばかり注文が多いのです。

趣味欄は単なる会話のフック。細かくこだわる必要なし

 麻衣さんに、彼女自身のプロフィールも会話のきっかけになりにくく、相手の立場に立って作られていないと説明すると、受け入れてくれました。 街中で会話する男女「でもピラティスもディズニーランドも書けないなら、趣味なんてないですよ」 「じゃあ、好きな食べ物はなんですか?」 「何でも好きですよ」 「『何でも好き』っていう人が一番困るよ。男性とデートで食事に行くときに、行ってもいいお店ってどんなお店?」 「えっと……」  男性への文句はすらすら出てくるけれど、麻衣さんは言葉に詰まります。そもそも、自分からお店を提案したことがないそうです。  話を聞くと、タイ料理、パンケーキ、焼肉、韓国料理などが好きとのことなので、プロフィールに情報を追加しました。  ピラティスは男性が興味を持たないので、「体を動かすことが好き」と表現を変え、プロフィールを作り直したのでした。  男性に対して常に受け身で、やってもらうことが当たり前になってしまったら、相手に対して「○○してくれなかった」と要求だけ多くなるでしょう。そんな女性は、楽しくない男性にばかり当たるというより、まずは自分の姿勢を変える必要があるのです。 ※個人が特定されないよう一部脚色してあります。 【関連記事】⇒マッチングアプリの女性「残念な写真」図鑑。数年前なら好印象でも、今は“必死すぎてイタイ人”<2024年最新版> 【関連記事】⇒「デートがイオンモールなんて…」職業で彼氏を足切りする30代女性の失敗 【関連記事】⇒婚活で“雑に扱われる”30歳女性の悲劇「ホテルに行ったら音信不通」 【他の記事を読む】⇒連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ <文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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