
苦みやえぐみのない有機小松菜。個人的な感想ですが、食べて納得しました
有機野菜を広く取り扱うスーパーマーケットのライフによれば、化学肥料・農薬に頼らず(大方の生産者は有機JAS規格で認められた自然由来の農薬は使用)、土中の微生物の力や作物の生命力を活かして栽培しているため、一般的には野菜本来の味=甘さ・味の濃さが感じられると言われているそう。
また栄養面においては、個体差はあるものの数々の分析データからビタミンCが慣行品より豊富に含まれていたり、抗酸化作用も高いと言います。また、野菜の苦みやエグみのもとである硝酸態窒素も慣行品に比べて低いものが多いというデータもあるそうです。

ライフ店内にある有機野菜コーナー
こちらもライフによれば、有機野菜の売り上げはコロナ禍以降年々右肩上がりになっているとのこと。
お客の目に留まるように売場も拡大しているため、少し割高でも“安全安心”の価値を求める人が増えてきた印象があるそう。
オーガニックやローカル、ヘルシー、サステナブルをコンセプトにしたプライベートブランド「BIO-RAL(ビオラル)」が業績好調(2025年2月期第2四半期の営業収益は前年同期比33%増)であることからも、日本でも有機食品に対するニーズが高まっていることが分かります。
この動きは一つのスーパーマーケットに限ったことではなく、農林水産省では有機農業に地域ぐるみで取り組む産地の創出に取り組む市町村の支援が行われ、国としての動きも活発になりつつあります。