アリアナ来日で「ニホン、ダイスキデスー!」カタカナ表記に批判殺到のワケ。漢字タトゥー“七輪”炎上の過去も
3月7日から全国公開される映画『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーションのために8年ぶりの来日を果たしたアメリカの人気歌手アリアナ・グランデさん。
親日家としても知られるアリアナさんの久々の来日にファンたちは歓喜の声を寄せています。一方でアリアナさんの発言を揶揄すると見られた投稿に批判の意見も。
アリアナさんは映画『ウィキッド ふたりの魔女』でダブル主演を務めた俳優のシンシア・エリヴォさんらとともに今回来日。2月19日には都内でイベントを開催しました。挨拶の際には英語でスピーチをした後に「日本が大好きです」とハッキリと流暢(りゅうちょう)な日本語を披露。会場にいた観客から盛大な拍手が送られていました。
ファン待望の来日というだけあってアリアナフィーバーに沸く中、そのイベントの様子を投稿したアリアナ・グランデJP公式X(旧Twitter)が「『ニホン、ダイスキデスー!』とカメラに向かって日本語を話してくれました」とポスト。このポストが「外国人差別では?」と炎上する事態になっています。
アリアナさんと言えばかねてより親日家としても知られ、日本語を懸命に勉強していることをたびたび語っていました。
2015年にはアメリカの人気トーク番組に出演して「私の絶対領域はセクシーです」と司会者のジミー・ファロンにレクチャーしたり自身のInstagramでは日本語で発信したり。日本とは関係のない場面でも「大好き!」と日本語を話す映像がたびたびメディアでも放送されるなど、親日っぷりが世界中に知られていました。
身体にはポケモンやジブリのキャラクターのイラストや「うたいましょう」という言葉まで、日本に関連するタトゥーを入れることでも有名なアリアナ。そして2019年には当時の自身の新曲「7Rings」にちなんで「七輪」という漢字を使ったタトゥーを手のひらに入れたことをアリアナ・グランデJP公式Xが投稿。

アリアナ・グランデ
「ニホン、ダイスキデスー!」と表記した投稿に批判の声
Xには「映像を見るとめちゃめちゃ流暢な日本語だから違和感」「海外の人の日本語を勝手にカタカナで表記してあたかも“本当の”日本語ではないようにするのは失礼で差別的」といった批判の声が寄せられていました。 一方、外国人が話す日本語をカタカナで表記する流れは以前からあった慣習なので、「そんなに怒ることなの?」と疑問を持っていた人も多かったのも事実。 しかし今回はアリアナさんが流暢かつ滑らかな日本語で「日本が大好きです」とハッキリ発言していることに加えて、アリアナさんと日本の関係性も大きく関係しています。「ニホン、ダイスキデスー!」
— アリアナ・グランデ JP公式 (@ariana_japan) February 19, 2025
とカメラに向かって日本語を話してくれました🥹💞 pic.twitter.com/AX0Y6EsSiV
大炎上となったアリアナの七輪タトゥー騒動
しかしこれが日本のネットユーザーから「それは日本語でBBQグリルやコンロという意味」、「漢字の意味も日本文化を理解していない」と強烈なバッシングに遭ったのです。自身のオフィシャルグッズに日本語を起用している点についても「文化の盗用だ」と批判される事態に。【Instagramより】
— アリアナ・グランデ JP公式 (@ariana_japan) January 30, 2019
アリアナがまた日本語のタトゥーを追加!今度はなんと漢字で「七輪」😳
「みんなこれは私の手じゃないって思っているみたいだけど、本当に私の手よ🥺」とコメントしています。
「七つの指輪」を略して「七輪」かな🤔💭とても気に入っているよう💍#アリアナ pic.twitter.com/wR55jgu7FU