でんすけくんは人間よりも、猫が好き。先住猫たちに対しては、最初から“猫見知り”せず、王子くんとぐぅちゃんも、でんすけくんをすんなり受け入れてくれました。

「ベタベタというほどではないですが、ほどよい距離感で仲良くしています。特にぐぅちゃんとは1才違いで歳が近いせいか、運動会をすることが多いです」
一方、人に対してはまだ警戒心があるようで、飼い主さんに甘えたり、すり寄ってきたりはしません。
「抱っこすると、少しの間は我慢して撫でさせてくれますが、最終的にガブリ! 熟睡する時は目の届かないところへ行っちゃうし、布団の中に入ってくることもありません。愛嬌のある顔つきとは裏腹に、ツンデレのツンが強めな子です」

ただし、愛でられたい気持ちはあるようで、甘えん坊の王子くんが飼い主さんの膝に乗り、撫でられていると、少し遠くからその光景をじっと眺めています。
「多分、でんすけは甘え方を知らないので、見て学んでいるところなのかなと。なでなでって、そんなに気持ちいいものなの?お膝の上は、安心できるの?という感じで。今は気持ちいいより緊張のほうが勝っているのかもしれないので、段々と気持ちいいが勝つようになってくれたら嬉しいです」

好きなことは、意外にも水遊び。水飲みボウルにおもちゃを落とし、ちょいちょいと触れるのが楽しいようで、朝起きるとボウルの周りが水びたしになっていることも。

ちなみに水は寝ながら飲むタイプ
「薄い布やティッシュを水に浮かべるのも好きで、濡れたティッシュや布巾が床に落ちていることもあります。だから、我が家ではティッシュの出しっ放しはNGです」
蓋のないゴミ箱にティッシュを捨てると、でんすけくんがひっくり返して出してくるため、飼い主さんはキッチンにある収納式のゴミ箱に毎回、ティッシュを捨てに行くことを余儀なくされています。
「うっかりティッシュを出しっ放しにした日には、引っ張り出して散らかしてくれます。やった!今日は、ティッシュ全部出し大会ができるぞ、って嬉々としている姿が目に浮かびますね(笑)」