
虫に対するイライラを、子どもにぶつけて家庭内が険悪ムードに
麻美さんは「虫が部屋に入ってきたら」と思うと、窓を開けるのも億劫になり、次第に家から出るのも面倒になってしまったそう。
「家に虫が入ると困る」からと、洗濯物も、屋外ではなく屋内に干すようになったと麻美さんは語ります。しかし、屋内で乾かそうとしても「生乾き状態」で上手く乾かず……。
かといって「乾燥機」を使うと、電気代が余計にかかる始末。次第に虫に対して「イライラ」としたストレスを感じるようになったそうです。
麻美さんの「虫に対するイライラ」は、時には「子ども」にぶつけられることもありました。子どもがドアを開ける度に、虫が入りそうになるので、麻美さんは「すぐ閉めて!」とイライラしながら怒鳴ることもあったそうです。
子ども達は麻美さんが怒鳴るなり、ギャン泣き状態で家庭内はすっかり険悪ムード。いつもイライラする麻美さんに対して、夫も次第に不満を募らせるようになり、家庭内の会話もすっかりなくなったそうです。
麻美さんはその時「こんなことなら、私と子どもだけでも都心に残っていれば……」と激しく後悔しました。
最初のうちは「虫防止スプレー」「虫よけ対策アイテム」などを購入していたものの、結局「気休め」にしかならないと悟った麻美さんは、その後滋賀県内の「他の賃貸アパート」へ引っ越すことにしたそうです。
引っ越したアパートは夫の職場から少し遠くなったものの、虫があまり発生しないエリアなので快適に過ごせるようになったとのこと。
麻美さんは、これから引っ越す際は「地域の特徴(虫が発生するか等)」を良く調べてからにしようと心に決めたそうです。
<文/みくまゆたん>