猫カフェの敷地内に現れた「やせ細ってフラフラの子猫」を保護→お腹プニプニな立派な猫に大変身
厳しい外猫生活から一転してゴロゴロ過ごせる日常へ
ようやく体調が落ち着くと、ごろくんの表情は穏やかに。体も少し、ふっくらとしてきました。
「ごろはとにかくいい子。元気になってから汚れた体を綺麗にしようとお風呂に入れたら、シャンプーもドライヤーも怒らず、じっとしてくれていました。こんな子は初めてです」
お利口さんのごろくんは、他の保護猫たちと交流することも大好き。いつしか、みんなのお兄ちゃん的存在となり、人間と一緒に過ごすよりも猫同士でいることを好むようになりました。
特に仲良しなのは、保護部屋で一緒に過ごしている「ぷりん」ちゃん。べったりとくっついたり、食べ残したウェットフードを狙ったりしているそう。
自分よりも他猫と一緒に過ごす時間が長くなったことを、さとうさんは少し残念に思いつつも、猫たちの交友関係を微笑ましく見守っています。
嬉しい名前通りの成長
「喉をゴロゴロ鳴らしてくれたことから、『ごろ』と名づけましたが、今ではゴロゴロ寝転んで過ごすことが多くなり、ある意味、名前通りに育ってくれました(笑)。へそ天している時、プニプニになったお腹を触って癒されています」
さとうさんはごろくんをはじめ、個人で保護した猫たちの様子をTiktokで配信中。オンラインショップでは、保護猫支援に繋がる商品を販売しています。
厳しい外猫生活から卒業できたごろくんに、今後も明るい未来が待っていますように。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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