
とはいえ、嫌がらせだという確証がない以上、わざわざ持ってきてくれる野菜を受け取らないのは失礼な振る舞いです。
自分の思い込みのせいで、義母との仲がより悪くなってしまうことは避けたい――。そんな一心で、「野菜はもう必要ない」ことを優斗さんから義母に伝えてほしいと頼みました。
しかし、優斗さんは「家計が助かるし、良かれと思って持ってきてくれてるんだから、そんな嫌味なことは言えない」と伝言を拒否。
そこで嫌がらせの可能性があることを伝えると、「なんでそんな考えしかできないの? 心が狭いんじゃない?」と、むしろ春子さんが人間性を疑われてしまう羽目に。
以来、春子さんは義母が持ってきた野菜をこっそり捨てているそうです。とはいえ、食べ物を捨てることに胸は痛むもの。「もういりません」の一言を伝えられない自分にモヤモヤしていると語ります。
「一度、義母から『無農薬野菜だから虫が多いかもしれないけど、大丈夫~? 春子さんは都会の人だから、虫なんて苦手でしょ?』と言われたのですが、露骨に馬鹿にしたような表情を浮かべていました。
それで虫付きの野菜を私に渡すのは意図的だと確信したんです。なのに、反逆できない自分が情けなくて」
「せめて、夫が私の味方であってくれたら」と思うたびに、春子さんは夫婦関係そのものに対する疑問さえ抱くと吐露します。
2人だけでは完結しない問題が起こるのが、結婚生活であるともいえるのかもしれません。
だからこそ、相手を孤軍奮闘させるのではなく、パートナーが寄り添い協力することは必要不可欠ですが……。優斗さんの目が覚める日は果たしてやってくるのでしょうか。
【他のエピソードを読む】⇒
「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
【あなたの体験談を募集しています!】⇒
心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291