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今の時期にこそやっておくべきゴキブリ対策。家の中でつい見落としがちなのは…プロに取材

ゴキブリの実害と駆除すべき理由

殺虫剤

「フマキラー ワンショット未来」(画像提供:フマキラー株式会社)

――地球の生態系を崩さないことも大切と教えていただきましたが、やはり家の中に入ってきたゴキブリは退治したほうがいいですよね……? 佐々木先生:ゴキブリの暮らしは、野外がメイン。冬場は外の気温が下がるので暖房であたためられた部屋を好みますが、外のほうが餌は豊富にありますから。  外をメインに暮らすゴキブリはどこにいたかわからない状態で入ってきますし、家の中に入ってきてからも排水溝やトイレなど、どこを移動したかわからないため不潔な可能性が高いです。 ――あぁ……、そうですね。 佐々木先生:実は、はっきりとしたゴキブリの実害については判明していません。  ただ、いろいろなところを這いまわっているうちにO157やサルモネラ菌を媒介して食中毒を引き起こす原因になることもありますし、ゴキブリの排泄物がアレルギー反応を起こすこともあるといわれています。なので、家の中に入ってきたゴキブリは駆除するのがおすすめです。 ――殺虫剤はベトつくので、床や壁を傷めてしまいそうで使いにくいです。 佐々木先生:殺虫するときに出てくるオイルを減らした「フマキラー ワンショット未来」だと、ベタつきも少ないです。俊敏なゴキブリにも直撃しやすいスプレーとなっています。 ――ではやはり、家の外回りやベランダを清潔に保っておくことがポイントですね。 佐々木先生:はい。それに、除草したり物やゴミを減らしたりすることでゴキブリだけでなく、ほかの虫についても発生を減らすことができるので、ぜひ実践してみてください。

「譲れない」優先順位でゴキブリ駆除製品を選ぶ

――幼虫や成虫を駆除するとき、スプレータイプの殺虫剤だと床や壁がベタつくのが嫌だという人もいますし、お子様やペットがいる家庭では薬剤入りの商品に抵抗があるという人も多いようです。何か方法はありますか? 佐々木先生:床や壁のベタつき、お子様やペットへの影響が心配という場合には、オイルや薬剤が入っていない凍らせるタイプがおすすめです。当社の製品だと「フマキラーゴキブリ超凍止ジェット」が該当します。ただ、凍らせるタイプは薬剤が入っていないためゴキブリが再び動き出すこともあるので、直接しっかりと長く当てるように噴射してください。 ――油や薬剤が入っていないのは嬉しいです。ただ、再び動き出すかもしれないというのは恐怖ですね。 佐々木先生:よく効くのは薬剤が入っている噴射タイプですが、製品や使う方の感覚によっては噴射後のベタつきが気になるという場合もあると思います。ご自身が“譲れないこと”に優先順位をつけ、ライフスタイルや感覚に合う対策製品を選ぶといいかもしれません。
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まずはキッチン周りやベランダを清潔に保つことが大切
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