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40歳過ぎて一般企業に正社員就職した女優も。元売れっ子たちがTVから消えても輝くワケ

マリエはファッションブランドを立ち上げ

マリエ『マリエ系』講談社MOOK

マリエ『マリエ系』講談社MOOK

 ファッションモデル出身で、「父親が自動車用オイル輸入代理店の元社長」という“セレブキャラ”としても一世を風靡(ふうび)したマリエさん。 『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)にもレギュラー出演するなど、お茶の間からの人気も高かったタレントです。  そんなマリエさんは、2011年にニューヨークのパーソンズ美術大学へ留学。以降、メディア露出が激減します。  留学を経て世界を見てきたことで、社会課題や女性の抱える悩みにより強い関心を抱くようになったマリエさん。帰国後はタレント業ではなく、ファッションやサステナブルに関した活動に勤しむようになりました。  自身のファッションブランド「パスカル マリエ デマレ」を立ち上げたり、ラジオのパーソナリティや雑誌で連載したりと、自分のペースで自分が納得できる仕事と向き合っている様子が、自身のInstagramでも綴られています。

若くして手にした成功にしがみつかず、新たな道を開拓する姿に勇気をもらえる

マリエ ブランドページより

マリエによるブランド・ PASCAL MARIE DESMARAIS より

 しかし、10代後半から20代前半という若い多感な時期には、キャラ消費的に扱われてしまっていた面があるのは否定できないでしょう。当然その裏では、嫌な思いをしていたり、やりたくない仕事があったとしてもおかしくありません。  30代後半にさしかかった今のマリエさんは、作られた虚像の存在としてでなく、等身大のマリエさんとして生きていることがひしひしと伝わってくるよう。  心からやりたいと思える仕事を追求し、人生を自分の手に取り戻して生きているようにも見えてきます。  また、2022年には第1子を出産されており、公私ともに充実していることもうかがえます。テレビに出ていたときよりも優しく穏やかな表情が今の幸せを物語っているのではないでしょうか。
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周囲をも幸せにするような働き方・生き方
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