前段階として、「家中にある漫画全部を可視化する」ことが重要です。
可視化することで現実を直視できますし、買ったのに忘れていたモノや二重で買ったモノなどが発見できますよね。
「さすがに多い」と実感すれば「処分する」「譲る」「売る」など、マインドがチェンジする可能性もあります。
いずれにしても、モノを集める趣味が続くとモノが増える一方です。定期的に可視化するのはマストと心得たほうがよさそうです。
推し活は楽しいのですが、時とともに対象が移ったり、興味が薄れてくるのも自然なこと。さみしさからか、心変わりを認めたくなくて、グッズもそのまま、という状況も無きにしもあらずです。
過去に好きだったモノを手放さないのは、元カレや元カノをいつまでも引きずっているのと同じではないでしょうか。
本書の「家一軒分のお金をグッズに注ぎ込む登山オタク」で語られるのが、「登山用品を整理整頓せず大事にできていないというのは自分の『命』を軽んじていると言えるのでは!?」という厳しい指摘。
登山には命の危険を伴うルートもあるため、登山用具はおろそかにできません。しかし、断捨離せず堆積させると部屋が圧迫されます。南さんのように登山の「思い出」のせいで処分できない人も多そうです。