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ホラー映画を愛する松本穂香「音響も怖い、色調も怖い、画角も怖い」あまりの恐怖に思わず笑った怪作

 数々の映画やドラマに出演している女優の松本穂香さん。大の映画好きでもあるという松本さんが凶悪なシリアルキラー役をニコラス・ケイジが演じ、全米で話題を集めたサスペンススリラー『ロングレックス』について語ります。

ニコラス・ケイジの怪演に戦慄する最新作

ロングレックス

『ロングレックス』より(以下同)

 今回、わたしがご紹介させていただくのは、ニコラス・ケイジ主演のホラー映画『ロングレッグス』です。  舞台は1990年代半ばのオレゴン州。新人FBI捜査官のリー・ハーカーは並外れた直感力を買われ、未解決連続殺人事件の担当に抜擢される。  現場には侵入の痕跡はなく、あるのは“ロングレッグス”という署名付きの暗号文のみ。事件を追い求める中でハーカーが見つけた、ロングレッグスと自分との、ある接点とは……。

洋ホラーのオシャレさと邦ホラーのジワ怖がミックス

ロングレックス「この10年でいちばん怖い映画」という評価を見て、「これは絶対に観たい!」と楽しみにしていた映画だったのですが、観て納得。  開始5分でその怖さに思わず笑ってしまいました。音響も怖い、色調も怖い、画角も怖い。ホラー映画特有の、“何か起こりそう”な感じが常に漂っていて、緊張感とワクワクが止まりませんでした。  オカルト要素が存分にありつつ、そこにFBIや謎解き要素なども加わり、洋ホラーのオシャレさと邦ホラーのジワ怖がミックスされたような面白さ。  そして、なんといってもニコラス・ケイジの圧倒的な存在感! 本能的に眉をひそめてしまうような嫌悪感がそこにありました。
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ひとりで観る勇気はないけど…
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