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かつて“お嫁さん候補”だった低収入女性が「結婚しにくくなっている」厳しい現実。専業主婦を望む男性の“少なすぎる割合”は

年収が高くても「非正規雇用の女性はNG」の時代に

 かつて専業主婦を希望していたのは、どんな男性だったのでしょう? また、女性に正社員を希望するのは、年収が高くない男性なのでしょうか。
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写真はイメージです(以下同じ)

「以前は、転勤があるから妻には専業主婦になってほしいという男性が一定数いました。でも今は、転勤があっても専業主婦を希望する方はほとんどいません。  最近は、看護師や薬剤師など、全国どこでも転職しやすい職業の女性と成婚されるケースもみかけます。フルリモートで働ける職種の方も人気ですね。  終身雇用や年功序列の時代ではなくなり、大手企業に勤めていても5年後・10年後のキャリアや収入を予測しにくい時代です。年収が高いカップルでも、結婚式は挙げないという選択肢を取る方や、挙げてもリーズナブルに抑える方が増えました。マンション価格も高騰していますし、実用的な新生活にお金を使いたいのだと思います」  実際、筆者の元にも転勤のあるメーカー勤務の男性が「正社員の女性がいい」と相談に来られたことがありました。

「男は年収が高ければ結婚できる」はもう過去の話

 成婚率のデータを見ていて興味深いのは、2019年も2024年も、男性の年収が800万円台までは成婚率が上がっていくのに、900万円以上になると下がる点です。 「今の女性は、結婚相手に『年収が高ければ高いほど良い』とは考えていません。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(図表3-2)によれば、容姿や家事育児の能力や姿勢なども重視する方が増えています。  つまり今は、年収だけでなく外見、人柄、家事スキルなど、総合的に見て判断する女性が多いんです」  2000年のドラマ『やまとなでしこ』では、「どうしてルックスや性格で男を選ぶのは褒められて、お金で男を選んじゃいけないの?」という名(迷?)ゼリフも飛び出していました。  年収だけを基準に男性を選んでいたあの時代の桜子(演:松嶋菜々子)は、今の令和の婚活女性と比べると、むしろ“優しい”のかもしれません。
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でも若くてかわいい女性なら、年収は関係ない?
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