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婚活での“当たり前の質問”が「子作りを連想して気持ち悪い」。恋愛経験ゼロで生きてきた、33歳女性の苦悩

 こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
断る女性

画像はイメージです(以下同)

 過去に一度も恋愛経験がない、という大人が増えています。筆者のところへ相談に来た女性・優実さん(仮名・33歳)もその一人。「マッチングアプリは、恋愛経験がない自分には危ない」と思い、去年から結婚相談所で婚活をしています。  男性と会えるには会えるのですが、会っても楽しいと思えずピンとくる人がいないため、1回目で断ることがほとんど。そんな彼女には、婚活で「されたくない質問」があるといいます。 【関連記事】⇒「太ってなくて髪もある“普通の”男性がいい」36歳女性のカン違い婚活

子どもは好きか聞かれると、子作りを連想して気持ち悪い

 結婚相談所の担当者から「嫌じゃないお相手ならもう一回会ってみてはどうでしょうか?」とアドバイスされ、可もなく不可もなくのお相手なら「交際希望」を出すことにした優実さん。  2回目のデートで、相手の男性から質問されました。 「お仕事は結婚後も続けられる予定ですか?」 「まあそうですね。そのつもりです」  この時に、共働きを期待されているのかなと感じたそうです。 「子どもって好きですか?」 「えっと、好きか嫌いかあまり考えたことがないです」  優実さんはこの質問を、子どもを産んでほしいという圧力だと感じたそうです。男性との交際経験がない彼女は、まだ好きとも思っていない相手から子作りの対象と見られたことを、気持ち悪いと感じて断ってしまいました。  別の男性には交際希望を出したものの、向こうから断られてしまい会えません。このまま相手探しを続けても結婚する未来が見えないということで、筆者のところへご相談にやってきました。

周りは年収400万円以上だから、300万円台の男性はNG

「私もモテたわけではないですし、自分と同じ30代の男性から申し込み(※会いたいという意思表示)をされたら、よほどじゃない限り会うようにしていました」 話し合う男女 この「よほど」というのが気になったので断った男性のことを聞きました。高卒の男性と、年収300万円台の男性だそうです。 「別にみんな普通に大学ぐらい進学するし、周りには大学に行かない人がいなかったので断ったんですけど」 「それは恵まれていたんですね。今でも大学進学率は50%台なんですよ」 「そうなんですか」  彼女は“自分の周りと比べてどうか”を基準にしていて、年収についても同様のようでした。 「年収は私だって400万円はあるし、同僚で営業職だと年収1000万円近い人もいるし、同年代の男性で300万円台は低すぎると思って断ったんですけど」 「でも、その職場で彼氏ができたことはないんですよね」 「そうですね」 「婚活サービスの出会いより、職場恋愛の方がライバルが少なくて比較検討されにくいから有利なはずなんですよ。職場に仲の良い男性はいますか?」 「いないです。中高が女子校なので、職場以外でも親しい男性はいません」
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婚活なら「子どもは好きですか」も当たり前
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