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田中圭と永野芽郁も…?不倫カップルはなぜ「恥ずかしい証拠」を残したくなるのか。快楽物質にまみれた幸せ脳がもたらす結末

「不倫カップルは写真を撮れない」ルールを壊滅させたモノは

 そもそも人に知られたら、一般的には「ヤバい」関係なのだ。一般人であっても、ツーショット写真をパートナーに見られたとか、人混みにふたりで出かけてバレたというケースは枚挙に暇がない。有名人ならなおのこと。もちろん、そんなことは当事者たちもわかりきっているはずだ。それなのに有名人も一般人も、安易にツーショット写真を撮ったり手紙を渡したり、人混みに出かけて行ったりするのはなぜなのだろう。
『永野芽郁のオールナイトニッポンX(クロス)』

画像:ニッポン放送『永野芽郁のオールナイトニッポンX(クロス)』公式サイトより

 いくつか理由はありそうだ。ひとつはスマホで写真を撮ることがあまりにも日常的な習慣になっていること。飲食店に入れば料理を撮る、誰かと一緒にいても撮る、息をするかのように写真を撮る人が増えているのは事実である。相手が不倫関係であろうがなかろうが、「写真を一緒に撮る」ことへのハードルは信じられないほど低い。  かつては「不倫関係だったら、一緒に写真は撮ってはいけない」のは、当然のことだった。だがスマホがそのルールを壊滅させた。

情熱が理性を吹っ飛ばし、遊園地で熱く見つめ合ってしまう

「言い訳のつかない場所に一緒に出かけてはいけない」のも不倫の恋のルールだった。たとえば職場が同じなら、飲食店に一緒にいても言い訳はできる。ただし、顔を寄せ合ったりテーブルの下で手をつないだりするのは御法度だ。あくまでも同僚や上司と部下のような距離感で話しながら食事をしているだけなら、誰かに見られたとしても言い訳はできる。
田中圭

画像:PR TIMESより

 本来は、たとえばホテルの部屋への出入りを見られたところで、「何もしていない」という言い訳もできるのだが、それは“世間”が認めない。つまり誤解されるような行動を取ってはいけないわけだ。そんな「固いルール」も、今は通用しない。不倫カップルも、一緒に遊園地に行って乗り物に乗って熱く見つめ合ってしまうし、ときには旅行にさえ出かけていく。  帽子とマスクとサングラスをしていれば、自分たちだけは見つからないと思っているのだろうか。いや、それ以上に、情熱が理性を吹っ飛ばしてしまうのだろう。  たとえば仲のいいグループ10人ほどで飲んでいるとする。だが、その中にいれば、「あれ、このふたり、雰囲気がおかしいな」と思うこともあるだろう。そういう「人の勘」は当たっていることが多い。ふたりの表情、ふとしたときに見交わす目と目から、周囲には恋の熱情がダダ漏れなのだ。気づかれていることに気づいていないのは、だいたい当事者だけである。
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不倫の恋は「恋」としての密度が高く、恋は無条件に楽しい
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