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話題沸騰の17歳新人モデルの“ビッグすぎる両親”に驚き。エキゾチックな佇まいに納得

紗栄子の息子である事実

 紗栄子が、道休蓮の写真をパリのデザイナーに見せて、これはモデルになるべきだと念を押されたという。4月18日に紗栄子の公式YouTubeチャンネルで公開された動画では息子のモデルデビューについて語っている。  この動画によって、道休蓮が紗栄子の息子である事実が初公表された。それによって自動的にダルビッシュの息子である事実も明らかになったわけだから、あのエキゾチックな佇まいの理由が納得できた。  一方で紗栄子は「七光りって言われちゃう」と心境を語る。芸能人の子女であれば、誰でもこの不名誉極まりないレッテルを貼られてしまう。だからなのかどうか、表紙デビューした時点では紗栄子の息子である事実は、公表されていなかったのかもしれない。

「蓮」という名前から連想するもの

 でもそんな心配をする必要はあまりない。表紙カット一枚であれだけ魅力を放つ才能はたしかなものである。『SPUR』に掲載された道休蓮本人のインタビュー(【道休蓮】さんにインタビュー「自分のスタイルを見つけて、それをやり通したい」。16歳で初のファッション撮影に挑戦!)を読むと、その魅力がさらに伝わる。  インタビュアーが最初に質問したのは、名前について。道休蓮が生まれる前から紗栄子が花の名から名付けようと考えていたという。インタビュー記事の地の文には「まずは印象的な“蓮”という美しい名前の由来」と書かれている。「印象」と「蓮」。このワードの連関から思わず連想するもの。  印象派の画家クロード・モネがライフワークとして取り組んだ連作『睡蓮』である。日本語で「蓮」というとき、「睡蓮」を意味することが多い。  今年はちょうど『睡蓮』をメインにした国内最大規模のモネ展が開催された。モネの連作『睡蓮』は、同じ睡蓮の絵でも一枚一枚表情が違う。そんな絵画世界をも豊かに想起させる名前を持つ道休蓮もまた、表紙カットに象徴的なように、ワンカットごとに一瞬の表情を宿らせる。  この劇的にあざやかな変化が、17歳という年齢の道休蓮からリアルタイムで更新され、それがすぐさま表現として結実している。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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