一方で、無敵の松本でも失敗はある。その一つが、いまでは忘れている人が多い映画事業だ。映像制作に凝ると一般受けしない可能性が高く、ショートムービーのようなコンテンツは鬼門になりそう。

『大日本人』よしもとアール・アンド・シー
また、熱狂的ファンが多い『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM』的なコントの取り扱いも悩ましいところ。個人的に同作は好きだが、凝りすぎたコントはダウンタウンファンの中でも賛否が分かれる。
コントはチャンネル内で披露するだろうが、どういった方向性にするのかは難しいさじ加減になるだろう。
さて、ここまで勝手に『ダウンタウンチャンネル(仮)』で展開しそうなコンテンツを推測してきた。
今回のような推測ができてしまうのも、これまで松本を中心にダウンタウンが歴史に残るコンテンツを制作してきたからだ。
はたして、夏にはじまる『ダウンタウンチャンネル(仮)』では、どんな企画をわれわれに提示してくれるのか、いまから有料化員になるつもりで、楽しみにサービスのスタートを待ちたい。
<文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆