最終回まで観たい春ドラマ3選!“超ヒット作の続編”も最高だけど、ダントツの“尊さNo.1”は?
ゴールデンウィークも終わり春クールのドラマも出揃いました。年間100本以上の日本ドラマをチェックするアラフォー筆者が、地上波のプライム帯(19~23時放送)で放送されているなかから、“最後まで観たいおすすめ3選”をご紹介します。
※以下、各ドラマの一部ネタバレを含みます。
まずは『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系、火曜よる10時~/原作:朱野帰子)。過去の出来事から専業主婦という生き方を選んだ主人公・詩穂(多部未華子)が、仕事と二児の育児に奔走するワーママ(江口のりこ)や、育休中のエリート官僚パパ(ディーン・フジオカ)をはじめ、生き方も価値観も違う人たちと交流する姿が描かれています。
はじめは「また、専業主婦とワーママの対立構造か……」とモヤモヤしていたのですが、そんな単純な話ではありませんでした。それぞれの立場を慮りながらも、自分が自分らしく生きることの難しさと大切さを丁寧に描いています。多様性を謳いながらも制度や社会は追いついていない、現代のモヤモヤを言語化してくれるのも本作の魅力ではないでしょうか。
例えば6話における“ロールモデル”の話題。「人生はビュッフェと同じ。誰かに『これもおいしいから食べろ』って自分のお皿に勝手にのせられたらイヤなように。私は私の選んだ人生を生きているだけなのに、“ロールモデル”と言われると誰かに役割を押しつけられているみたい」というのです。人生の選択をビュッフェの選択の難しさに例え、選択を押しつけられることへの窮屈感も分かりやすい。
SNSを中心に、多くの共感を呼ぶ作品になっていることには激しく頷けます。
ちなみに同じく火曜よる10時のNHK『しあわせは食べて寝て待て』(原作:水凪トリ氏による同名漫画)も、自分らしい暮らしの大切さを描いており、ふっと心を軽くしてくれる良作としておすすめです。
対岸の家事~これが、私の生きる道!~
SNSを中心に、多くの共感を呼んでいる

ドラマの原作漫画『しあわせは食べて寝て待て 1』(秋田書店)
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