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「ハーフだから劣化が早い」と言われる元キー局アナの私が“31歳米歌手”が気になって仕方がないワケ「今更ながら…」

 2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。 アンヌ遙香さん TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。 【過去記事】⇒連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む  第34回となる本記事では、「気になって仕方がない」というアリアナ・グランデについて綴ります(以下、アンヌさんの寄稿)。

アリアナ・グランデが気になって仕方ない

 最近、アリアナ・グランデが気になって仕方ありません。  世界を代表する歌姫ですが、映画『ウィキッド ふたりの魔女』に出演。オスカーにノミネートされたりと話題を集めています。  ただ、彼女が最近ニュースになるたんびに話題となってしまうのがその体型について。  彼女をとりあげたネットニュースには「ほっそりした!」「もしかしたら摂食障害ではないか?!」「健康的ではない!」などといった、彼女の体型についてああだこうだ言うコメントが必ず付属してくるイメージ。  アリアナ自身は、世の中の人々が自分の体に対してさまざまな言及をしてくることは好まないという姿勢をはっきり示しています。  健康的で美しい姿、というのは多様性があるものであり、もしかしたら、世の中が健康的だと思っていた姿は、本人にとっては不健康な状態だった、という可能性もあると。はー。  たとえ善意からの言葉だったとしても、  例えば体型についてああだこうだ述べられた人は、既にその問題について対処しているか、サポート体制を整えて対処している最中かもしれない。だからこそ、お互いに、発する言葉に対しては思いやりを持つべきではないか……と。

他人の外見に言及することはイケてる行為ではない

STV(札幌テレビ放送)『どさんこWEEKEND』にて

STV(札幌テレビ放送)『どさんこWEEKEND』にて

 アリアナ・グランデと私自身を比べるのはおこがましいにも程がありますが、実は私も外見のことは結構言われやすいタイプ。「痩せすぎ」だとか、「ハーフだから劣化が早い」とか言われること、あります。  もちろん芸能界の端くれに身を置いている立場としては、さまざまなコメントをいただくことも仕事の一環。もうそれはありがたく受け取らせていただきますが、いずれにせよ現実社会で、太っただの痩せただの人様に言うのはあまりイケてる行為ではないと昨今は見なされています。  じゃあどうして私が最近アリアナ・グランデが気になって仕方ないかというと、超絶今更ながら、その彼女の作詞能力の素晴らしさに度肝を抜かれているのです! 私、おっそ!  本当に今更でごめんなさい。彼女、天才ですね。彼女は過去の恋愛を曲にしてそれをヒットさせ、さらに自分の次の人生のステージに生かすスタイルを貫いています。 「One Last Time」は、まだ好きで仕方ないかつての恋人に、「家に連れて行って」ではなく、「私の家につれ帰らせて」と呼びかけるのが、なんとイマ風かと。  日本だと「お持ち帰り」なる言葉はいまだに男性から向けられたワードのことが多いかもですが、アリアナはそうではない。あくまで「私の家につれ帰らせて」なのですね。くー!
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たまたま流れてきた歌詞に心を掴まれた
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