酔っぱらうとお酒がおいしいのはナゼ? ビールの“苦み”が美味いワケは脳にあった
「お酒が好き」だからこそ「健康に配慮」
“筋トレすれば好きにお酒を飲んでもいい。お酒のために筋トレしよう。”と「酒アスリート」への道をたどるのは、とても前向きな選択です。
そこで注意していただきたいのが、「筋トレをした後にお酒を飲むのはNG」という点。
運動後のプハーッ!が最高なのに、とここでまた落胆したあなた。「お酒を飲むと筋肉の合成率が3割近く減る」というデータを知れば、お酒へ伸びた手が引っ込みませんか。
「月曜日は筋トレの日、火曜日はお酒を飲む日」というように、完全に分けたほうが筋肉をつけるためには有効だそうです。
結局、好きにお酒は飲めないのか、とたそがれてしまう人。あるいは、健康で長生きしたいから今のうちにいい飲み方を習慣化しよう、と決意する人、さまざまでしょう。
ただ、お酒をおいしく長く飲み続けるためには、健康を無視するわけにはいかないのです。
葉石さんをはじめとして、本書に携わっている方々は皆「酒好き」。お酒を愛するがゆえに、愛ある飲み方を提唱しているのです。
本書を読み、お酒と健康の知識をつけて、お酒を人生の味方にしませんか。お酒との関係が、今よりもっと深く濃くなるはずです。
<文/森美樹>森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx


