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深田恭子が“援助交際でHIV感染の女子高生”でブレイク以降23年間もドラマに出続けられたワケ

美ボディ披露で“カッコかわいい大人”キャラを確立

映画『ヤッターマン』でドロンジョ様を演じた深田恭子

映画『ヤッターマン』(映画公式サイト)

 とはいえ、そういった不思議ちゃんキャラが通用するのはせいぜい20代後半まで。そのキャラクターのままでは役者としての需要は先細りしていたでしょうが、そこでまたアプデするのが深田さんのすごいところ。  2009年に実写映画化された『ヤッターマン』で、露出度の高い黒のボンテージファッションに身を包んだドロンジョ役で観客を魅了し、そのボディシルエットの美しさも相まって、カッコかわいい大人路線に進んでいくのです。  さらに、第一線で活躍する俳優としてはかなり希有なケースですが、深田さんは30代で大胆なビキニカットをおさめた写真集を何冊も発売し、大ヒットさせていきます。彼女ほどのキャリアがあって需要が途切れない売れっ子が、わざわざ写真集で水着になって肌を露出するのはかなり珍しいのですが、結果的にカッコかわいい大人イメージを確立させることに成功したのでした。

30歳を過ぎてからも恋愛ドラマのオファーが続々と!

『初めて恋をした日に読む話』(TCエンタテインメント)

『初めて恋をした日に読む話』(TCエンタテインメント)

 そのブランディングの甲斐あって、深田さんには30代になってからも恋愛ドラマの主演オファーが次々と舞い込んできます。2016年に『ダメな私に恋してください』(TBS系)、2019年に『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、2023年に『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)と、恋する彼女の姿が視聴者の共感を集めていったのです。  しかもその3作品は、2016年に社会現象を巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を放送し、恋愛ドラマ枠として定着していた「火曜ドラマ」での放送。30代以降に恋愛ドラマ枠の主演常連となっていたというすごさは、言わずもがなでしょう。
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何度も自身のキャラをアップデートさせてきた深田恭子
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