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「徳川家末裔・実家33億円」と自称のギャル芸人がバラエティで重宝されるワケ。ジュニアオリンピック出場経験も

『座王』や『くりぃむナンタラ』で実力発揮

信子さんの技術力は、関西テレビのバラエティ番組『千原ジュニアの座王』で特に発揮されています。この番組は、大喜利やモノマネ、即興ギャグなど、芸人の総合的な腕が試される内容で、人気を博しています。 そんな中、信子さんは女性として最多タイ記録となる3回の「座王獲得」を達成し、その笑いの実力を証明しています。男性芸人が多数出演する中でのこの快挙は、信子さんの多彩なスキルがいかに優れているかを示しています。 また、企画内でピンの実力を試される場面でも、しっかりと結果を残しています。5月19日放送の『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日)では、急遽相方が来られなくなった状況を芸人がどう乗り切るかを試す人気企画「1人-1グランプリ」に信子さんが登場しました。 相方2人が出演できないことをスタッフから告げられると、「キモっ!」と怒りながらも短時間で準備を整え、堂々と漫談を披露。自身のキャラクターを活かしたつかみから漫談、最後のギャグまで披露し、爆笑を取りました。 この活躍には視聴者から絶賛され、「ピン芸人としても十分やっていける」「対応力の高さが際立っている」といった高評価のコメントが寄せられています。 信子さんの特徴のひとつに、巧みな下ネタの使い方があります。『くりぃむナンタラ』でも、軽妙な猥談(わいだん)を披露していました。下ネタは視聴者を引きつけやすい一方、コンプライアンスや視聴者層を考慮すると使用の難しい要素です。 しかし、信子さんはギャルというキャラゆえの親和性と、嫌味を感じさせない表現テクニックによって、ギリギリのラインで笑いに昇華していました。 その結果、会場の女性客も遠慮なく爆笑していた様子が印象的でした。この点こそ、テレビ局側が重宝したくなる要因ではないでしょうか。

多様な番組で魅せる汎用性の高さ

さらに、『最強スポーツ男子頂上決戦2025春』(TBS)などのスポーツ系バラエティに特別ゲストとして出演した際も、信子さんはその魅力を発揮しました。 この番組で改めて感じたのは、信子さんの通る声の大きさと、笑ったときの口元の明るさです。加えて「やばいね!」「すごい!」といったシンプルなコメントのタイミングや内容の的確さ、そして編集で使いやすい発言が多い点も印象的でした。 また、彼女の笑い声はガハハハと気持ちよく響き、さらに大きく開けた口元からは整った歯並びが見えるため、下品な印象を与えません。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんのように、爆笑した顔が映ることで番組自体を盛り上げる存在になっているのではないでしょうか。 他には、信子さんは小学生時代に走り幅跳びでジュニアオリンピック全国大会へ出場し、中学校では陸上部で「走り幅跳び」「砲丸投げ」「リレー」の複数種目で大分県大会を制するなど、高い運動能力と競技適応力を持っています。 これらの実績は、今後スポーツ系バラエティ番組でプレイヤーとして活躍する可能性を期待させます。彼女の明るいキャラクターやユーモアも競技シーンにエンターテインメント性を付加する要素として魅力的です。 信子さんはギャルキャラにとどまらず、ネタ、トーク、リアクション、スポーツなど多岐にわたるスキルを持っています。この汎用性は、単なる芸人としてだけでなく、バラエティ全般で「信子=万能で面白い」という評価を確立するに至っています。 今後は「ぱーてぃーちゃん」としての活動だけでなく、ピンでの出演機会もさらに増えることが予想されます。彼女のさらなる活躍に期待が高まります。 <文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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