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GACKTの“痴漢被害”告白を「笑い飛ばしてる場合じゃない」理由。男性の性被害は“ネタ”や“ラッキー”なのか

誰かに話す方法が“ネタにする”しかなかった

 不快感に胸を締め付けられたが、自分が性被害者になる日が来るとは想像もしなかった。どう対応していいかわからず、結局は警察や教師、親にも報告しなかった。 教室 それでも、頭の中のモヤモヤを発散したくて、「この前、下校中にこんなことがあってさ~」と友達に話す“面白エピソード”として昇華させた。今振り返れば、痴漢被害を自分の胸にだけ留めておくことができなかったものの、それを口にする術(すべ)を「ネタにする」しか持ち合わせていなかったのだと思う。  性被害に遭うことも辛いが、それを話せないことの精神的苦痛も大きい。性被害で苦しむ人をなくすためにも、男性の性被害を軽視したり、ましてや茶化す風潮は改めるべきではないか。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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