突然、庭に現れた猫→家に招き入れた瞬間“驚きの行動”。病気判明も大好きなお家&お外で穏やかに過ごす姿が愛らしい
突然できた「左目頭のできもの」から出血が止まらなくなった
左目頭のできものは“血管肉腫”! 手術を乗り越えた現在は…?
術後、くのくんは食欲があるのに上手く食べられずに吐き戻しをしたり、体重の減少が見られたりはするものの、元気はあり、健康診断でも他に異常は見つかりませんでした。
血管肉腫は早期発見が難しく、腫瘍が破裂・出血し、危機的な状況になって初めて判明することも多い病。“一瞬の迷い”が命取りとなるのが、血管肉腫の恐ろしさです。
だからこそ、yunaさんは飼い主側が「何かおかしい」と直感したら、まずはすぐ動物病院で相談してほしいと訴えます。
「毎日一緒に暮らしている飼い主さんにしか分からないことって、絶対にあると思うから。それと、治療方針を決める時には病院任せではなく、どうしたいかを積極的に獣医師さんへお伝えすることも大事だと感じました」
血管肉腫は発症部位によっては、試験的開腹(※病気を診断するために行われる開腹手術)をしないと組織検査ができない場合もあり、飼い主側は葛藤することもありますが、できものが本当に腫瘍なのか、はたまた悪性か良性なのかを知ることは今後の治療法を決める上で重要になってきます。
犬だけでなく、猫も血管肉腫になることがある。くのくんのニャン生は多くの人に、厳しくも知っておきたい現実を教えてくれます。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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