最後まで観てよかった春ドラマベスト3!“超ヒット作の続編”も最高だけど、2期が観たい“昭和の甘酸っぱい夫婦愛”は?
4月期に放送されたドラマがほぼ最終回を迎えました。この春クールもすべてのドラマをチェックしたアラフォー筆者が、特に心に沁みた3作品をご紹介します。
※以下、各ドラマの一部ネタバレを含みます。
『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合ほか)は、まさにこの春の癒しドラマでした。
38歳で独身の主人公・麦巻さとこ(桜井ユキ)は、「一生つきあわなくてはならない」病気(膠原病)にかかったことから生活が一変。正社員の仕事を辞め、週4日のパート勤務へ。築45年・家賃5万円の団地に引っ越し、大家・鈴(加賀まりこ)と、薬膳に詳しい司(宮沢氷魚)と出会います。
心身を労わる薬膳料理と周囲の人々との交流を中心に、さとこの静かな日常が描かれました。名医に出会って病気が完治するようなことも、宝くじが当たってお金の不安がなくなることも、団地が抱える問題があっという間に解決することもありません。
しあわせは食べて寝て待て
まさに薬膳のように心を満たしてくれた
人生が劇的に好転することなどない現実の厳しさが、とてもリアルに描かれていました。それでも“いまの自分”と向き合い、宿命を受け入れる。悩みながらも自分を、大切な人を、優しく労わり寄り添うことで、少しずつ不安が和らいでゆく。 そんな主人公の生き方に、ホッと癒された視聴者も多いのではないでしょうか。頑張り過ぎてしまったとき、疲弊したとき、傷ついたとき、何度でも観返したくなる温かな物語でした。
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