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「優しいぽっちゃり彼氏」と仲良く過ごしていたのに…体型を生かした“予想外の裏切り”で修羅場に突入

仲睦まじい2人、まさか彼が“そんなこと”してるなんて

 さて2人の間に何が起こったのでしょう? 「ある晩にふと目を覚ましたら、浩二がいなかったんです。きっといつも通り車で涼むために移動したんだと思いました。なぜだか目が冴えてしまったので『せっかくだし浩二を驚かしてみようかな?』と気まぐれをおこして、駐車場に行ってみたんですよ」 トホホ…敷地外の駐車場に移ることに すると浩二さんの車はなく「コンビニでも行ったのかな?」と思った夏実さんが道路に出てキョロキョロしていると、浩二さんの車が走ってきました。 「なんと助手席には女性が乗っていて……信じられなくてつい二度見してしまいました。“しまった!”という顔をした浩二が目に入り、残念だけどこれは現実なんだと認めるしかありませんでしたね」  そして夏実さんは浩二さんを睨みつけながら駐車場に誘導しました。 「そこから修羅場に突入。助手席の女性は、気怠(けだる)そうに車から降りてきました。『あなた浩二のなんなの?』と私が詰め寄ると、『ウザッ。私は誘われただけだから巻き込まないで』と言い放って、走って逃げようとしたんです。  私が追いかけようとすると浩二が私の腕を掴んできて。『とにかく落ち着いて』と私の動きを封じてきたので、何度もポヨンポヨンのお腹を殴ってやりましたが気がおさまらなくて」  そして浩二さんのスマホを取り上げて見てみると、複数の女性とのやり取りを見つけてしまいました。

最悪の真相に関係は終わりを告げた

「浩二は私を快適な温度で寝かせて、暑がりの自分は気を遣って車に移動しているという“テイ”で、部屋を出ては浮気を繰り返していたみたいなんです」  夏実さんは、浩二さんがぽっちゃり体型でかっこいいわけでもなくモテとは無縁な雰囲気のため、「まさかこんなキャラで浮気なんてするはずない」と勝手に思い込んでいたそう。 「盲点でしたね。でも私も引っかかってしまったように浩二はマメで穏やかなので、それを強みに女性を口説いていたのかもしれません」  そして浩二さんは夏実さんに必死に謝り、「お願いだから別れるなんて言わないで」と懇願しました。 「ですが私はドン引きしてしまい、もう浩二の言うことなんて何ひとつ信じられないという気持ちになってしまったので、そのままお別れしました。私たちが築いてきた信頼関係が一瞬で崩れ去った夜でしたね」とため息をつく夏実さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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