“メンノン”モデル時代から30年 改名した50歳俳優が語る「未だに昔の名前で呼ばれるのは…」
いまだに「KEEさん」と呼ばれることについて
――ところで、いまだについKEEさんと呼んでしまうファンもいるかと。
渋川:まあ、昔から知っている人はKEEって呼びますね。
――そう呼ばれるのは嫌ではないですか?
渋川:全然気にしませんよ。KEEでも渋川でも。気にしたことがないです。
――渋川さんは、俳優業もモデル業も縁からスタートされていますが、仕事への意識に変化はありますか?
渋川:40歳を超えたあたりから、少しずつ変わってきたかもしれないです。
――今年NHKで放送されたドラマ『地震のあとで』第3話の『神の子どもたちはみな踊る』での出演も、とても印象的でした。あの役も、今回の中山教頭も、年齢とキャリアを重ねてきたからこそ演じられる役柄だと思います。
渋川:そうですね。いろいろ知恵もついてきているし、経験も積んでいたので、「少しは考えていかないと」とは思っています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
『中山教頭の人生テスト』
山梨県のとある小学校。教員生活30年を迎え、教頭を務める中山晴彦(渋川)は、ひょんなことから5年1組の臨時担任になる。一見、問題なく見えながら、実はさまざまな事情を抱えている児童たちに寄り添ううち、晴彦にもささやかな変化が訪れるのだった。大杉漣最後の主演映画『教誨師』の佐向大監督によるヒューマンドラマ。
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi









