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【水野敬也のスパルタ婚活術】高級ブランド、自虐ネタ…“SATC臭”の女は絶対モテない

『夢をかなえるゾウ』や『LOVE理論』など、大ベストセラーを連発する水野敬也(愛也)さん。7月に待望の女性向け恋愛指南本『スパルタ婚活塾』を出版。そこで著者の水野さんに、女子SPA!読者へ向けての恋愛指導をお願いしてみました。  前回は、『スパルタ婚活塾』で好評だったという「ライフ・イズ・ビューティフル理論」についてお聞きしました。では、逆に反応が気になる……という理論はどんなものでしょうか? ⇒【前回】結婚できない30代女子へ「男を値踏みするな!」(http://joshi-spa.jp/136868)

「断られた男にアプローチし続ける」のはアリかナシか?

水野敬也氏

水野敬也氏

水野:女性の批判にならないように気を付けてはいるんですけど……ちょっと、反応が気になる章はあるんですよね。 ――おお! 賛否両論ありそうな部分。 水野:「NGP(ネバーギブアップ プロポーズ)理論」。一回付き合いや結婚を断られても、ガンガンアピールしていこう、むしろ断られてからがスタートだ! って理論です。あれはちょっと、「いやいやいや!」って言う女性がけっこういるんじゃないかな。 ――確かに、すこし気になってました。男性→女性でそういうケースがあることはわかりますが、女性→男性でも同じことが言えるのかなあと。 水野:僕、大学時代、すごく恋愛で悩んでたんです。とにかくフラれたあとにも粘り強く口説いていって、それでうまくいくケースもたくさんあった。女の人って、フラれると「もうだめだ!」ってシャッターが下りませんか? でも結婚は、一発逆転もあったりするので、粘り強く諦めないって考え方もあるんだと伝えたかった。 ――好きな男の子が、「恋愛に興味ない」「誰と付き合う気もしない」ってずっと彼女ナシを貫いていたんですが、彼みたいな男の子とも諦めなければ付き合えるんでしょうか? 水野:「むしろそういう人にこそ通じる」と考えたいですけどね。ただ、そういう人に執着する意味はあんまりないかも。諦めずにアプローチしつつ、「仮氏」を作ってみるのがよさそうです。 ――仮氏!『スパルタ婚活塾』では「仮氏理論」が紹介されていますね。 水野:「仮の彼氏」で、「仮氏」。男の人ひとりに集中するんじゃなくて、同時並行で恋愛することで相手に対する執着を減らすやり方です。絶対に損はないからおすすめしています。

逃げずに「モテ服・ジルスチュアート」を着るべし

水野:「恋愛で傷つきたくない」と思っている人は多いと思うんですけど、あえて傷つく行動をとることによって恋愛が成就する可能性が上がることがあるんですよ。たとえば、僕の独自調査の結果から、最も男にモテる服はジルスチュアートだと思ってるんですけど……。 ――じ、ジルスチュアート……。着こなす自信が…。 水野:だいたいそういう反応になりますよね。これを言うと空気がピリピリ! ってなる(笑)。客観的に「ここをこう変えればいいじゃん?」っていうのが見えていても、それを実行に移すのがしんどかったりするわけです。それでどんどんしんどくない方向に行っちゃう。女性誌の編集者に聞いたことがあるんですけど、女性誌のモテ服はやっぱり「女性にとって安心できるモテ服」になってしまうんだって。 ――ジルスチュアートだけじゃなくてH&Mでもモテるよ、みたいに、ちょっと女性にとって甘くなっているということでしょうか。 水野:それってちょっと楽な道なんですよね。女性にとっては楽だし、それを着てれば「一応男受けも考えてますよ」とはなるけど、本質的な男ウケとは少し落差ができている。「こういうの男好きだよね~」って言いながら、実はちょっと自分に優しい女目線のモテを目指している。そこをがまんして、しんどくても頑張ってみることって大事だと思うんです。

20代後半から続出!SEX AND THE CITY臭の罠

水野:特に20代後半~30代女性になると、同じような“モテない”オーラを出す人が続出します。僕はそれをSATC臭(「SEX AND THE CITY臭」)と呼んでます。あのドラマの女の人って、実際にいたら絶対モテない。 特徴としては「声が優しくない」「服とメイクの色が濃い(高級ブランドバッグを持つ場合多し)」「自虐ネタを多用する」などがあげられますね。 高級ブランド、自虐ネタ…「“SATC臭”の女は絶対モテない」【水野敬也のスパルタ恋愛術】――SATC臭を持つ女の人と、モテるためにジルスチュアートを着れる女の人って、正反対のように思います。 水野:SATC臭のする女の人は、無意識にどこか逃げてる、自己防衛が働いてるような気がするんです。何かを守ってる、傷つきたくない。もっと言うとナメられたくないのかもしれない。フラれたくないし、男も妥協したくないし、しょぼい男と一緒に歩いてたくない……みたいな。でもそれってカッコ悪いですよね。 ――SATC臭を消すにはどうすればいいんでしょうか? 水野:本で紹介してるのは、メグ・ライアンの映画をめっちゃ見て仕草や表情を盗むこと(笑)。もう一個、女子SPA!の読者さんに紹介すると……よく、街で男4女1とかでつるんでる人がいますよね。男グループに唯一いる女性って全然SATC臭がしないんですよ。彼女たちを目指す! ――そういう人って、男性から「男友達扱い」されているのかな? と思っていました。 水野:もしそうだとしても、ちょっとやり方変えると簡単にころっと落とせるような気もするんですよね。たとえば、夏だったら浴衣を着て突然、女を意識させるとかね。ちょっと地味だったりするけど、気さくな感じだし、みんなと笑ってる空気が超よくて、けっこうかわいい。SATC臭って、「女だけで集まる」空間に漂うんだと思います。 ※次回は「浮気を誘発する、男に言ってはいけないNGワード」をお教えします! 【水野敬也(愛也)さんプロフィール】 『夢をかなえるゾウ』『人生はニャンとかなる!』『ウケる技術』など数々のヒット作を著書に持つ。また、恋愛に関する講演、執筆は恋愛体育教師・水野愛也として活動。ほか、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐に渡る。 <TEXT/青柳美帆子 PHOTO/filitova> ― 水野敬也のスパルタ恋愛術【3】 ―
青柳美帆子
1990年生まれのライター。女子とエロ・イベントレポート・サブカルを中心に活動中。「女子SPA!」「ねとらぼ」「マイナビウーマン」「エキサイトレビュー」などで執筆。好きなものは「少女革命ウテナ」。Twitterアカウント:@ao8l22
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