「調子に乗って飲み過ぎた翌朝にスマホをチェックしていたら、
なんと私、見知らぬ人とメールのやり取りをしていたんです。『えっ何これ?』と思って部屋を見回したら例の名刺が落ちていて……焦りまくって変な汗をかきましたね」

美咲さんにはそんな記憶はまるでなく、自分が送った「あの暑い日に鍵を代わりに届けた者です〜」という馴れ馴れしい文章が恥ずかしくてベッドの上で転げ回ったそう。
「しかも酔っていたくせにしっかり待ち合わせまでしていて……仕方がないので直接会って、この無礼なメールのお詫びをすることにしたんです」
そんなこんなで、最初に鍵を拾った会社員男性・博明さん(仮名・30歳)と食事に行った美咲さん。
「そしたら再会した博明さんがピシッとしていて意外にかっこよく、
汗だくでフラフラしている時とはまるで別人のようで驚いたんですよね(笑)。この見た目であんなヤバいぐらいのお人好しなんだ? と思ったら、そのギャップにやられて一気に仲良くなってしまって」

博明さんも、美咲さんが連絡してくれたことをとても喜んでくれ、2人はデートを重ねるようになりました。
「そして今では博明さんとお付き合いするようになり、半同棲しています。あの日渡したハンディ扇風機は、仲良く一緒に使っていますよ。猛暑にはうんざりしてしまいますが、私たちの出会いのきっかけになってくれたことには感謝ですね」と微笑む美咲さんなのでした。
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<文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
@skippop