「だ、大丈夫ですか?」猛暑の朝、“汗だくの男性”に声をかけた私。その後、恥ずかしさで転げ回ることになるなんて
朝起きたら、身に覚えのないメールのやり取りが
美咲さんにはそんな記憶はまるでなく、自分が送った「あの暑い日に鍵を代わりに届けた者です〜」という馴れ馴れしい文章が恥ずかしくてベッドの上で転げ回ったそう。
「しかも酔っていたくせにしっかり待ち合わせまでしていて……仕方がないので直接会って、この無礼なメールのお詫びをすることにしたんです」
汗だくでフラフラだったあの人は別人
博明さんも、美咲さんが連絡してくれたことをとても喜んでくれ、2人はデートを重ねるようになりました。
「そして今では博明さんとお付き合いするようになり、半同棲しています。あの日渡したハンディ扇風機は、仲良く一緒に使っていますよ。猛暑にはうんざりしてしまいますが、私たちの出会いのきっかけになってくれたことには感謝ですね」と微笑む美咲さんなのでした。
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<文・イラスト/鈴木詩子>
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