公式晩餐会というフォーマルな場で、ウィンクという「私的すぎるジェスチャー」を見せたことから、批判を浴びることになったマクロン大統領。そういえば、空軍基地で皇太子夫妻の出迎えを受けた際にも、キャサリン妃の手の甲に軽くキスしていたが……。こうした仕草は、英王室の規則や作法に反しているのだろうか?
英王室の公式ウェブサイトには、王室メンバーとの面会に際し、「男性は頭を下げ、女性は軽くカーテシー(お辞儀)を行う。握手だけで済ませることが好ましい場合もある」としたうえで、「義務的な行動規範はない」「厳格な作法は存在しない」と明記されているとのこと。
今回のマクロン大統領の振る舞いは、「形式的な場においてやや非公式なもの」ではあったものの、「友好的なジェスチャーは両国の良好な関係を示すもの」であり、「王室の規則に違反するものではない」というのが一般的な見解のようだ。
一部のネットユーザーからは「ブリジット夫人との関係に影響するのでは」と懸念する声も上がった。外交の場でウィンクしただけで、夫人との夫婦仲を心配する声まで上がるなんて、なんとも不思議だが……。
実はマクロン大統領夫妻、今年に入り不穏な様子が目撃されるように。今年5月にベトナムを訪問した際には、飛行機を降りる直前にブリジット夫人がマクロン大統領の顔を押しているような様子を捉えた映像が明るみになった。
タラップを降りるときにも、夫妻は腕を組んだり、手をつないだりすることなく、別々に降機。これをきっかけに、夫婦の「不仲説」が浮上した。マクロン大統領は「冗談を言い合っていただけだ」と説明し、不仲説を否定。政府関係者も「公式行事の前にリラックスしようとふざけ合っていただけ」とコメントしていた。
ただ今回のイギリス訪問でも、空軍基地に到着して飛行機を降りるときに、マクロン大統領がブリジット夫人に手を差し出すも、その手を取らないシーンがあった。ブリジット夫人が単に気づいていなかったという可能性も否定できないが、ベトナムでの一件もあったことから、「夫人が拒絶した」「関係に亀裂?」「夫婦危機の兆候では」などと報じられた。
ブリジット夫人は、マクロン大統領がかつて通っていた高校の教師で、出会った当時は既婚者だった。しかし17歳だったマクロン少年が猛アタックし、交際に発展。生徒と教師という関係を乗り越えて結ばれた。2007年に結婚し、25歳差の夫婦として関心を集めた夫妻だが、夫婦仲は良好で、これまで離婚が取り沙汰されることもほとんどなかった。
けれども、ここにきて夫妻の関係性について「気まずい」「緊張がある」との見方も浮上。今後の動向に注目が集まりそうだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>