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“奔放な女”の虚像と名前を捨てた70歳女優—更年期を越えて見つけた“本当の自分”

「ホルモンバランスのせい」を受け入れた後は、120歳まで元気に

高橋惠子⑤――最近は、ようやくそうした更年期の話もオープンにできるようになってきました。 高橋:もっとしたほうがいいと思います。個人差はあるけれど、必ず通る道なんだから。私は先輩に言ってもらっていてよかったし、実際になったとき、「ホルモンバランスのせいなんだから、大変なんだ」ということを周りに言ってよかったです。 それから、病院には行ってね。うまく乗り越えていけば、また元気になれることも知っておいたほうがいいですよ。辛くて真っただ中にある人は、「本当?」と思うでしょうけれど、私だってそういう時期がありましたから。 ――今年は上演済みのものを含め、舞台も3本ですか。すごいです。 高橋:もう今は元気、元気で。120歳までって話してるんです(笑)。 <取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/真知子(エムドルフィン)> © 北の丸プロダクション 『「桐島です」』は全国順次公開中
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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