
キッチンの正面には鏡が取り付けられており、「なるべく顔を見るようにして、たるみ防止を心がけているんです」とShihoさんは笑います。
冷蔵庫には、家族の似顔絵や「ソファがくるのが楽しみ」「あそこのどら焼きおいしかった」など、心に残った出来事がメモされており、何気ない日常の楽しみが伝わってきます。
キッチンの奥の窓を半分塞ぐかたちで取り付けられた収納棚は、Shihoさんが「2×4材」(厚さと幅の規格が統一されているDIY用の木材)を使って作ったもの。北向きの窓から柔らかい光が差し込み、3畳のキッチンでも開放感があります。

Shihoさんが自作した棚
「調味料や豆、昆布などはこの棚に置いてあるものですべてです。見えないところに仕舞い込むと使わなくなったりするので。減ってきたら、ここに継ぎ足すぶんだけ買っています」

手元を照らすペンダントライト
キッチンのシンクには、手元を照らす位置にペンダントライトが設置されています。洗い物を入れるホーロー製の水切りボウルは、50年ほど使用されている物だそう。

ホーローの水切りボウルは特にお気に入り
「母の友人が手放して、私の実家にとってあったものを10代のときにもらったんです。色が可愛いですよね。ホーローはガラス質でコーティングされているので錆びにくいし、変形しにくいので長く使えます。さすがに少し剥げちゃっていますが。そこも可愛いし愛着が湧きますね」

カトラリー類を収納しているチェスト
40年以上使っている木製のチェストには自家製の梅ジュースを漬けた大瓶が置かれています。引き出しと戸棚の中に、すべての食器やカトラリー類が収まっています。
「昔は食器が大好きだったのですが、ほとんど処分してしまいました。今は日用品や雑貨なども見えるところに置いておくようにして、引き出しの中にはなるべく物を入れないようにしています。これからは物を減らしていかないと、子ども達に迷惑をかけることになってしまいますから。なるべく増やさず、好きなものを大切に使うようにしています」

<取材・文/都田ミツコ 撮影/市村円香>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。