50代・築56年団地暮らし。古いキッチンを「一番お気に入りの場所」に変えた工夫
自作した棚にはシンプルな調味料や豆、昆布などが
キッチンの正面には鏡が取り付けられており、「なるべく顔を見るようにして、たるみ防止を心がけているんです」とShihoさんは笑います。
冷蔵庫には、家族の似顔絵や「ソファがくるのが楽しみ」「あそこのどら焼きおいしかった」など、心に残った出来事がメモされており、何気ない日常の楽しみが伝わってきます。
キッチンの奥の窓を半分塞ぐかたちで取り付けられた収納棚は、Shihoさんが「2×4材」(厚さと幅の規格が統一されているDIY用の木材)を使って作ったもの。北向きの窓から柔らかい光が差し込み、3畳のキッチンでも開放感があります。
「調味料や豆、昆布などはこの棚に置いてあるものですべてです。見えないところに仕舞い込むと使わなくなったりするので。減ってきたら、ここに継ぎ足すぶんだけ買っています」
ホーローのボウルがお気に入り
好きな物を長く、大切に使う理由
<取材・文/都田ミツコ 撮影/市村円香>都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
1
2






