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築56年団地で暮らす50代女性。狭さを感じさせない部屋づくりのコツとは?“驚きの計画“も明かす

「将来はヤギを飼いたい」

Shihoさん 今の住まいを「楽園」と表現するShihoさん。じつはここからさらに、自分が理想とする暮らしへと近づける計画をしているそうです。 「実は将来、ヤギを飼いたいんです。子ヤギは約5万円、大人のヤギは約2万5000円で買えると最近知りました。近々、うちから少し離れた里山に移り住み、60歳までに数年かけて自分でリノベーションする計画を立てています。そこでヤギのお乳を絞ったり、鶏を飼ったりして暮らすのが今の夢ですね」 スタンディングデスクに並べられた本 最後に、団地暮らしの魅力について聞きました。 「うちの団地は景色が素晴らしく、駅から近いのも便利ですね。築年数が古いぶん、自分で手を加えて改善できるのは新しい物件にはない良さだと思います。古いですが日当たりが良いので、冬もヒーター1台で十分暖かく過ごせます。 ただ、古いことで不便な面もあります。リノベーションにも限界があり、現代の住居にしては天井が低かったり、バスルームなど水回りの不備も目立ちます。管理組合に参加して住人の許可を取らなければならないことなど細かな規則もあります。 それでも、集合住宅ならではの緩やかな住人同士のつながりが良いですね。私も上の階に住む90歳のおばあちゃんやお向かいの家族と仲良くしています。人との関わりを楽しみながら暮らせるのが団地の良さだと感じています」 <取材・文/都田ミツコ 撮影/市村円香>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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